出版社内容情報
大人気のバーボン蒸留所をめぐる,オールカラーの楽しい本。西部開拓時代のロマンを色濃く残す風景と,そこに生きる逞しくも優しい男たち。
目次
野生の七面鳥に逢いたい―オールド・テイラー ワイルド・ターキー
リトル・シカゴ・タヴァーンにて―メーカーズ・マーク
ブッカー・ノウの家―ジム・ビーム ブッカーズ
運の良い樽―エンシェント・エイジ ブラントンズ
ヒーロウたちの酒―ジョニー・ドラム イライジャ・クレイグ ヘヴン・ヒル
雨のチャーチルダウン―I.W.ハーパー
密造酒たちの夜―バートン ジョージア・ムーン
テネシー・プライド―ジャック・ダニエル ジョージ・ディッケル
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ペグ
67
平積みの山の中から発掘。この本を購入した頃、毎晩バーボンを飲んでいた。普段はベンチマーク、ローゼス黒、エンシェント エイジ、ジムビーム白など。お金のある時はブッカーズ。聴く音楽はジム クロウチ、ザ バンド、その他ブルース。ただの酔っ払い!東理夫さんと菅原千代志さんのコンビはミステリマガジンに連載を持っていて(田口俊樹さんのおやじの腕まくり)と共に楽しみだった。(古き良き〜)と言われる開拓時代の流れの中での酒造り。菅原さんの写真も時が止まったような青空と空気感に満ちて素敵!断酒した今、懐かしく読んだ。2019/06/01
Bo-he-mian
5
子供の頃、TVで流れていたジャック・ダニエルズのCM…緑豊かなケンタッキーの風景が夕凪にそよぎ、グラスに注がれた液体が夕陽に透けて琥珀色に輝き、エミルー・ハリスの「♪Beneath Still Waters」が優しく流れる…まだ酒など呑んだ事のなかったガキの心に、憧れのような思いが刻み込まれた瞬間だった。今ってああいう風情のあるCMが全くないよなぁ、ってそういう話じゃなくて(笑)、本書はアメリカ文化とケンタッキー・ウィスキーをこよなく愛する著者による、名醸造所の探訪記。という事でコメント欄へ続く(笑)。2017/12/07