ハッカーを撃て!

ハッカーを撃て!

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  • サイズ B6判/ページ数 315p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784484961057
  • NDC分類 936
  • Cコード C0036

出版社内容情報

月並みな表現だが、まるで推理小説のように面白い。コンピュータ・ネット上の追跡劇も面白いが、追われるミトニック、追う下村の人物像も面白い。不幸な家庭環境に生まれ育ったことから心がゆがみ、コンピュータ犯罪にどんどんのめりこんでいくミトニックの人生はいささか哀れでもある.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』102頁、より)

内容説明

下村努(コンピュータ保安システムの専門家)が電脳泥棒、K・ミトニックを追いつめた。スリル満点のサイバー・ドキュメント。

目次

1 逃走
2 原罪
3 追跡
4 サムライ
5 吹雪の中で

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AICHAN

26
図書館本。立花隆の『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本…』の書評を読んでぜひ読みたいと図書館に予約した。ここから十数冊はそうして図書館から借りた本。この本は実話。アメリカ人のハッカーを米国在住の日本人(ノーベル賞受賞者・下村脩氏の子息の努氏)が“捕獲”する物語。ただ、捕獲されたハッカーは実はそう悪い奴ではないようだ。私はハッキングされことがある。アカウントを乗っ取られ、ついには脅され、今も怯える日々を過ごしている。そういう体験をしているので、この物語は他人事ではない。ハッキングについての知識をだいぶ得た。2016/08/30

jjm

12
世界で最も有名なハッカーミトニックと逮捕に貢献した下村努を描いたノンフィク。勧善懲悪物ではなく、両者公平に描かれている。ミトニックは今夏亡くなったが、愛された人物だったようだ。逮捕前は殺人、金儲け以外は罪に問われないという偏った考えであったことが窺える。あとは詐欺師に近いか。一方下村はノーベル賞下村脩の息子だがかなり変人扱いされている。ファインマンに師事していたのは知らなかった。約30年前の本書ではあるが、下村の当時の恋人の個人名掲載と「ルックスも美人とは言えないが」という修飾語句で説明されるのは隔世の感2023/09/24

Jack Amano

3
まだまだインターネットが普及する前の話なので、若い人には理解できないかもしれない。でも企業名やデバイス名などで懐かしい名前が沢山出てきて面白い。最悪のハッカーであるケビン・ミトニック逮捕に日本人の天才下村努の力が大きく関与していたということで話題になった。ケビンは本当に悪質だが社会の脅威ではない。下村は天才だが協調性に欠ける。今のハッカー集団の方がはるかに悪質だし脅威。知性を欠いた知識は危険でしかない。ケビンに知性はなく、下村にはあった。その違いか。この本は、いまや、少し古いスパイ小説のようで面白い。2024/12/30

takao

1
ふむ2025/01/10

結きち

0
ハッカーは他人の家のマスターキーを持っていると考えてください。とわかりやすく書かれていました。努さん最後スキーしてるし。自由すぎ!2012/02/01

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