出版社内容情報
愛する人を亡くした時、どうしたら「喪失」を乗り越えられるか、廻りはどう寄りそえばよいのか、「悲しみ」への向き合い方を考える。まずは、自分を大切にしよう。
内容説明
私たちの人生は「喪失と悲しみ」の連続です。大切な人を亡くした時、誰でも傷つき、苦しむその心を無理に抑える必要はなく、「喪の仕事」をする。乗り越えた後には、「失った」からこそ得られる幸せもある。
目次
第1章 震災後の心に何が起きたか(震災後に続いた異常な心理状態;四〇代の主婦、マリさんに何が起きたのか?;急ぎすぎる「心のケア」でかえって心の傷が深くなる場合も)
第2章 大切な人を失ったときに(死者・行方不明者二万人、ひとりひとりの苦しみ;第三者の態度に心を傷つけられるということ;愛する人を失う、いろいろなパターン)
第3章 まわりの人はどう寄り添うべきか―やるべきこと、してはいけないこと(人の悲しみを理解するのはむずかしい;精神医学、心理学での取り組み;「悲しみ」が減ることはない)
第4章 心の保ち方(灰色主義;ほどよし主義;感情のコントロールについて;現実逃避のすすめ)
第5章 失った後で得られるもの(「毎日の幸せ」を感じるようになれる;これまでとは違う価値観が持てる;新しいセンサーが働き出す;自分の限界に気づく)
著者等紹介
香山リカ[カヤマリカ]
1960年北海道生まれ。東京医科大学卒業。精神科医。立教大学現代心理学部映像身体学科教授。豊富な臨床経験を生かして、現代人の心の問題を中心に、様々なメディアで発言を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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