出版社内容情報
実験と観察の方法、質的・量的なデータとそのとり方、統計学、レポートの書き方まで、およそ心理学の学習と研究に必要な方法・技法をリーダブルにまとまる。重要なポイントを確実に押さえた、初心者のためにまたとないガイド。
内容説明
これ1冊でよくわかる。データの集め方、処理の仕方、解釈の仕方の基礎知識と実践的な勘どころ。
目次
リサーチ・クエスチョンと仮説
実験的方法と非実験的方法
研究デザイン
サンプリング法
実験のバイアス
信頼性と妥当性
実験の統制
文化的バイアスと研究倫理
記述統計
尺度
推測統計の種類
いろいろな検定法
検定結果の解釈
質的データの扱い方
研究レポートの書き方
著者等紹介
サール,アン[サール,アン][Searle,Ann]
イギリス、Aレベル、ASレベル・コースワーク議長
宮本聡介[ミヤモトソウスケ]
筑波大学大学院博士課程心理学研究科修了。博士(心理学)。常磐大学人間科学部助教授。専門は、社会心理学、社会技術論
渡辺真由美[ワタナベマユミ]
茨城大学教育学研究科教科教育専修英語教育修了。修士(英語教育学)。常磐大学国際学部助教授。専門は、英語教育、社会言語学
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨミナガラ
7
“練習問題38〔…〕最も適切な検定を決めなさい”“20歳の男性たちに,自分の体型と,女性が好むであろう男性の体型を,イラストで評定〔…〕これら2種類の図形についての得点を比較”→“順序データ,反復測定デザイン:ウィルコクスンの符号付順位検定が適切”/“健康に関する質問紙とストレス尺度とに,相関があるかどうかを調査”→“順序データ,相関:スピアマンの順位相関係数が適切。(使用したテストが十分に標準化されたものであれば,データは間隔データなので,ピアソンの積率相関係数が使われるべきだという統計学者もいる。)”2014/08/09
ゆで卵
1
タイトルにある「入門」という言葉通り、詳しいことは書いてなくて概略のみ。翻訳ものの本全般に対して思うことだが、この本も例外ではなく具体例がたくさんあって良い。これを心理学研究法の一冊目の本として読むと体系的に学ぶ基礎が出来ると思う2011/11/07
しっぽうさぎ
1
研究法と統計法がさらっと書かれています。 説明はあまり詳しくありませんでした。 うすくまとめた感じです。 他の書籍で研究法を勉強したのち、英語で本書を読むとよいと思います。
pecota
0
分かりやすくかつ包括的に心理学研究について学べる一冊。こんな本を探していた。良書。2014/11/09