世界がわかる宗教社会学入門

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  • サイズ B6判/ページ数 243p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480842589
  • NDC分類 161.3
  • Cコード C0014

内容説明

「知らない」ではすまされない。宗教オンチの日本人。宗教なんて、怖い・アブない・関係ないと思っている。でも宗教は、世界中の人びとの日常生活に融けこみ、文化やものの考え方、価値観の骨格となっている。宗教がわかれば世界がわかる!3000年の叡智を凝縮した、充実の入門書。

目次

講義1 宗教社会学とはなにか
講義2 ユダヤ教とはなにか―契約と律法
講義3 キリスト教とはなにか―福音と愛の思想
講義4 宗教改革とはなにか―ルターとカルヴァン
講義5 イスラム教とはなにか―ウンマとイスラム法
講義6 初期仏教とはなにか―サンガの思想
講義7 大乗仏教とはなにか―菩薩・般若・極楽浄土
講義8 中国と日本の仏教―仏教の伝播と変容
講義9 儒教とはなにか―孔孟の思想・朱子学
講義10 尊皇攘夷とはなにか―山崎闇斎学派と水戸学

著者等紹介

橋爪大三郎[ハシズメダイサブロウ]
1948年神奈川県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻教授。専門は社会学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

むらさめ

6
浅く広くの入門編としてはバッチリでした。読みやすい。わりと宗教については知っていたつもりでも、それを信仰している人たちの成り立ちまで考えを巡らせたことはあまりなかったので非常に参考になりました。自分と異なる信仰(世界観)を持って生きている人たちを理解する手引きにはもってこいかなと。逆に自分たち日本人の信仰(とハッキリ言えるものが見えづらいこと)を諸外国の人に説明するにはどうしたら良いのかと思ってみたり。解説されていなかったシク教やヒンドゥー教や道教にも関心が出てきたのでそのうち何か解説書読みたいと思います2014/10/16

yamamiki

5
宗教を論理的に理解していく為には格好の入門書であると思います。 各宗教の特質について限られた頁数でよく表現されてみえます。流石に小室博士の弟子であったこともあり博士の天才であるが故に飛躍的に論説が進んでいった著作の穴を埋めるかの如く丁寧に書かれています。小室著作とあわせて読むと大変系統的に宗教のなんたるかを理解できると思います。2013/04/22

paco

5
東工大での講義をまとめた一冊。イスラム教やキリスト教、仏教など幅広く網羅されており宗教の入門書としては良かったです。気付かずに持っていた価値観や習慣、当たり前だと思っていた文化のそこにあるものは意外な宗教だったりして、色々な発見がありました。2010/05/14

doradorapoteti

4
押入れから出てきたので読み直し。なかなか面白かった。食物規制は異端者排除が目的だったんだな。2010/10/09

Satoru Sekine Tayama

3
著者による「不思議なキリスト教」の後に読んだ。主に仏教や儒教に関する知見で興味深いものが多かった。かいつまんだ内容をさらってみただけでも宗教史研究は果てのしれない試みであることが予感できた。。。2016/08/18

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