ちくまプリマー新書 宇宙就職案内

林 公代【著】

筑摩書房（2012/05発売）

• サイズ 新書判／ページ数 186p／高さ 18cm
• 商品コード 9784480688804
• NDC分類 538.9
• Cコード C0244

出版社内容情報

生活圏は上空三六〇〇〇キロまで広がった。宇宙が職場なのは宇宙飛行士や天文学者ばかりじゃない！　可能性無限大の、仕事場・ビジネスの場としての宇宙を紹介。

内容説明

宇宙を職場にしているのは、宇宙飛行士や天文学者ばかりじゃない！地球の生活圏は上空３６０００キロまで広がっている。仕事場、ビジネスの場としての宇宙案内。

目次

第１章　宇宙を知る―想像し、観測し、解明する天文学者（さほどロマンティックでない天文学者の仕事；天文学者の日常１　観測屋の場合―一日は三〇時間／南の島、たった一人の天文台　ほか）
第２章　宇宙空間で働く―宇宙飛行士とサポート・チーム（みんな宇宙を目指した；宇宙ステーションは「ミニ地球」　ほか）
第３章　宇宙を拓く―未知の領域に挑み続けるロケット、探査機（ロケット開発の歴史；世界と並ぶ日本のロケット　ほか）
第４章　宇宙を使う―地球を見守る人工衛星（暮らしの中の宇宙；宇宙から津波を早期予測　ほか）
第５章　宇宙ビジネス―もっと新しい世界へ（宇宙旅行時代、始動！；日本の宇宙ビジネスを世界に売り込め　ほか）

著者等紹介

林公代［ハヤシキミヨ］
神戸大学文学部英米文学科卒業。サンケイリビング新聞社、日本宇宙少年団情報誌編集長を経て２０００年からフリーライターに。２０年以上にわたって、宇宙飛行士、宇宙関係者へのインタビュー、ＮＡＳＡ、ロシア、日本でのロケット打ち上げ、宇宙関連施設、関係者への取材などを続けている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[まる]

未知だった宇宙に関連する仕事、どんなことをしているのかほんの少しですがイメージすることができました。特に天文学者は、私も望遠鏡で星を見るイメージがあったので（笑）宇宙飛行士も凄いけど、それを地上で支える人たちも凄い。何が起きるか全く予測できないこともあるだろうし、本当に熱意がなければできないことだろうと思います。

2015/05/04

[Willie the Wildcat]

宇宙への好奇心と夢。2003年WMAPデータが語る”96％”！技術と資本の壁。付け加えて、政治・・・。唯一の希望がISS。観測屋vs.理論屋。どちらの道も『ジーン・クランツの10カ条』！プロ管にも通じるなぁ。忍耐力も必須。一方、気になる「宇宙ゴミ」。写真と数字で裏づける迫り来る危機感。地球規模、かつ迅速な協業が必須。宇宙ビジネス以前にやることがあるような気がしてならない。蛇足だが、ボイジャーの”55ヶ国語”に返信あるといいなぁ～と願う。（笑）

2014/08/29

[onasu]

地球を廻る人工衛星は数千を数え、それをもって宇宙利用と言うのには若干頭を傾げるが、それでももうそれらの恩恵なくして私たちの生活は成り立たなくなっている。　　そういう意味で、宇宙とは私たちにとってフロンティアに変わりはないが、現実に仕事で利用する場にもなっている。　　とは言え、私たちが宇宙で生命を保つのは容易ではない。だから、今のところはそういう「利用」なのだが、それは費用低下と相まって、もう格別なことではなくなった。　　宇宙で数限りないのは、未知の領域は言うまでもないが、仕事の場としてもそうなのだ。

2016/03/18

[リノン]

宇宙のお仕事=宇宙飛行士と思っていた私には、すごく勉強になりました。天文学者、天文家、管制官、ロケット開発者、衛星開発者など宇宙に関わるどんな仕事があるのか、分かりやすく書かれています。宇宙飛行士の多くは、大学で自然科学系の学問を学んでいるというのは、知らなかったです。春に筑波宇宙センターで見たロケットや衛星を思い出しつつ、楽しめました。また行かないと！ロケット打ち上げも見たい！

2016/01/04

[vinlandmbit]

もう数十年後には宇宙関連企業・職業が増えるでしょうかね。。。もし増えたのならば、50,60歳代でそれなりにやり尽くした所で、第２の人生として宇宙に関わりたい密かな目標があったりします。汗w

2016/02/28