出版社内容情報
「誰かが私に言ったのだ/世界は言葉でできていると」。誰も夢見たことのない世界が、ここではじめて言葉になった。新たに二篇を加えた増補決定版。
内容説明
「誰かが私に言ったのだ/世界は言葉でできていると」―未完に終わった“かれ”の草稿の舞台となるのは、基底と頂上が存在しない円筒形の塔の内部である“腸詰宇宙”。偽の天体が運行する異様な世界の成立と崩壊を描く「遠近法」ほか、初期主要作品を著者自身が精選。「パラス・アテネ」「遠近法・補遺」を加え、創作の秘密がかいま見える「自作解説」を付した増補決定版。
著者等紹介
山尾悠子[ヤマオユウコ]
1955年岡山県生まれ。作家。同志社大学文学部卒。75年に「仮面舞踏会」(『SFマガジン』早川書房)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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