新潮新書<br> 世代論のワナ

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新潮新書
世代論のワナ

  • 著者名:山本直人【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 特価 ¥462(本体¥420)
  • 新潮社(2012/07発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106104510

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内容説明

「バブル世代はヌルい」「ゆとり世代はバカ」「勝ち逃げ世代はズルい」……溜飲の下がる定説には見えないワナが仕掛けられている。はまると互いの不信は募り、断層が深まってしまうのだ。職場を揺るがす「世代間冷戦」はいかに引き起こされたのか? 太陽族、新人類から氷河期世代まで、メディアやマーケティング戦略が作ったステレオタイプの怪しさをあぶり出す。不毛な世代間の対立をいま解消するための強力な解毒剤。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

39
団塊の世代と団塊ジュニア以降の世代の断絶は、マーケティングに起因しているという箇所を興味深く読んだ。同じ世代であっても、お互いに優越感を抱きあえるような「ラベルづけ」をしてしまっていることはある。反省。2015/10/01

金吾

25
「世代のレッテルはよく目立つ少数派に貼られる」はそうだろうなと思いました。世代論はあまり述べる気になりませんが、社会風潮は価値観や資質に影響を及ぼすと考えますので、そこの部分は考慮しながら人と接していくことは必要かなと考えます。2023/12/14

たこやき

6
「この世代はこうだ!」という先入観によって、世代間の理解が阻害され、不信感を煽ってしまう。また、自分たちがこうだ、という情報に惑わされてしまう。著者のこれらの主張については、全くその通りだと思う。ただ、著者の経験論が中心で、それを否定する気はないが、出来る部分については客観的な資料などを示せばより、良かったように思う。また、終盤の「~系」という辺りは、著者自身は「ラベリングじゃない」と言っているものの、「ニート」などと同じく、ラベリングにされてしまう危険性をはらんだものであるように感じる。2012/04/30

calaf

5
団塊の世代、団塊ジュニアの世代等は、とにかく人数が大きいので消費社会での重要性は大きく取り扱われてきた。これはもちろん、マスメディア(スポンサーは自動車業界、旅行業界等々)の意向が大きい。学生時代の友人関係が、就職後も続く(続けられる)というのが、現在の新入社員。もちろんそこには、携帯電話の普及が大きく寄与している。そしてこれは、マスメディアの力の低下に寄与している...2012/02/13

山中崇之

2
学術的なアプローチではなく、著者があらゆる年代・職位の人と接触した経験から体系的に纏めているので、読み易い。 世代を紋切的に分類してしまうマスコミにより年代間に相互不信が生まれた経緯、昨今のゲーム化傾向の強いシューカツの実情など、過去から現在に至る各世代の心情を推し量る描写がメイン。 最もシンプルだが最も難しい「コミュニケーション」こそが世代間・個人間の相互理解に鍵であるという月並みな結語とはなっているが、著者の豊富な経験を踏まえてもかかる結論となるのだろう。 以前読んだ、「ワンピース世代の反乱、ガンダム2012/02/13

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