内容説明
得票数が負けたブッシュが大統領?/アメリカの底で見ていた9・11/スパイダーマンが泣いた日/ホラ新聞『ジ・オニオン』が伝える真実/「愛国法」でピースも禁止!?/シュワルツェネッガーのライバルは「アーノルド坊や」とポルノ女優…2000‐04年発表のコラムを集める。恐ろしくもマヌケな、アメリカの真実。単行本未収録原稿「2004年大統領選挙日記」を増補。
目次
2000年(ブッシュもゴアも同じ穴のムジナ;ハンター・S・トンプソンの『大統領をやっつけろ』 ほか)
2001年(バブルがはじけて淋しいスーパーボウルCM;ニュー・エコノミー夢の跡 ほか)
2002年(アメリカン・タリバンを生んだのはホットタブか?;スパイダーマンが泣いた日 ほか)
2003年(トム・トゥモローが描くアメリカのいや~な明日;75歳のミッキー・マウスを禁欲から解放せよ ほか)
2004年(砕け散ったジャーナリズム;スーパーボウルが拒否した「30秒間のブッシュ」CM ほか)
著者等紹介
町山智浩[マチヤマトモヒロ]
1962年東京生まれ。早稲田大学法学部卒業。コラムニスト、映画評論家。「宝島」などの編集を経て、雑誌「映画秘宝」(洋泉社)を創刊。その後アメリカに移住し、現在カリフォルニア州バークレー在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gonta19
25
2012/3/10 Amazonより届く。 2013/5/31〜6/10 2000年~2004年まで、町山さんのコラムで綴るアメリカの裏側。いつもながら、おバカで笑える内容。でも、こういうことが許される国だから、バイタリティに富むんだろうな。2013/06/10
ヨーイチ
19
アメリカ在住の作者による、大衆文化を基調にした時評とコラム。「アメリカ製の物」はどちらかと言えば嫌い。唯し憲法だって含まれるとなれば、無視はできない。映画も音楽もTVもアメリカンエンターテイメントを抜きに語ることはできない。この人は本当に良く勉強というか、楽しんでいる。9・11テロからイラク侵攻までのリポートは迫力満点。米国田舎下層のスラングの迫力。DJの在り方。日本人には仲々分からない世界である。卓見も幾つか。著作権は本来、作者(弱者)の権利を守る為の物だった 続く2014/04/28
Gatsby
16
ブッシュが再選された時、「大統領には少なくとも自分よりは知的であってほしい」と嘆いていたアメリカ人の姿が忘れられない。昔ライシャワーは、日本研究よりアメリカ研究の方が難しい、と言った。町山氏のこの本を読んだら、ライシャワーはどう言っただろうか? この本がブッシュの任期中にアメリカで読まれていたら面白かったのに。2012/06/12
yumiusa
13
【購入】[再]あーぁ、また読んでしまった。(本棚の片付け中)私の本棚は「町山智浩」の段で、片付けが停滞しています。この本辺りは懐かしさもあって、また違った感じの再読後の感覚。面白さは変らず。2015/10/20
ウィズ
13
町山先生も2000年まではこのくらいの知識しかなかったのには少し驚いた。だってオイラはゴアを応援してたから!2014/10/07