ちくま学芸文庫
物語数学史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 358p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480095107
  • NDC分類 410.2
  • Cコード C0141

出版社内容情報

古代エジプトの数学から二十世紀のヒルベルトまでの数学の歩みを、日本の数学「和算」にも触れつつ一般向けに語った通史。

内容説明

数を数えること―それは人間の誕生とともに始まった、と言ってもよい。有史以前の人たちが指を使いながら数えていた数は、古代ギリシャにおいて哲学的な思索の対象となり、数学は学問の代名詞として飛躍的に発展した。抽象化・厳密化をひた走ってきたその歴史は、大数学者たちが命を懸けて築き上げてきたものである。彼らは数学者として、あるいは一人の人間として、どのような生涯を送ったのか。日本の数学「和算」にも一章を割きつつ、古代から現代までの数学の流れを一望した通史。付録としてSF雑誌『星雲』に掲載された伝記「エヴァリスト・ガロア」を収録。

目次

第1話 数学の夜明け
第2話 ギリシアの数学―アテナイ時代
第3話 ギリシアの数学―アレクサンドレイア時代
第4話 新しい数学への道すがら
第5話 デカルトとその時代
第6話 ニュートンからオイラーまで
第7話 ナポレオンをめぐる数学者たち
第8話 現代の数学の黎明
第9話 現代の数学
第10話 日本の数学

著者等紹介

小堀憲[コボリアキラ]
1904‐1992年。福井県生まれ。1929年京都帝国大学卒業。第三高等学校教授、京都大学教授、京都府立大学学長を歴任。京都大学名誉教授。1973年レジオン・ドヌール勲章(シュヴァリエ章)受勲。専門は複素解析学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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いちはじめ

1
数学の発展を大きな業績を残した数学者の小伝を通して描く。珍しいのは付録の「エヴァリスト・ガロア」で「星雲」(SFマガジンよりも数年早く刊行されたが1号でつぶれた幻のSF雑誌)に掲載されたという。2013/02/20

onisjim

0
本書でいちばんおもしろかったのは巻末解説できくまこさんが「著者が自分の祖父だ」、と書いているところ。本編は正直にいうとつまらなかった。個々の数学者がどんなことを考えていたのか、というまさに核心が省略されたり、かいつまみすぎでなんともかんとも。2013/02/28

FALT

0
数学史とあるが、数学者史といったところ。物語とあり、一般向けということだが、やはり大学数学の素養が必要。数学者どうしの関係性などに興味があれば、楽しい1冊であろう。2020/05/01

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