出版社内容情報
中国人強制連行と強制労働の実態を明らかにし,その政策・連行過程から就労の実際,花岡事件をはじめとする数多の抵抗と敗戦後の送還,賃金問題までをたんねんに追う.新資料の各事業所「華人労務者就労顛末報告書」等を駆使,中国人強制連行を日本近代史上に位置付ける.
目次
第1章 中国人強制連行政策の成立過程
第2章 中国人強制連行の組織と構造
第3章 中国人強制連行の過程
第4章 被連行中国人の構成と特徴
第5章 中国人強制労働の構造と実態
第6章 被連行中国人の生活条件
第7章 被連行中国人の死亡と疾病・傷害
第8章 被連行中国人の要求・抵抗・蜂起
第9章 「帝国」日本の敗戦と政治的・経済的諸主体
著者等紹介
西成田豊[ニシナリタユタカ]
1948年山口県生まれ。1978年一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。龍谷大学経済学部専任講師、助教授を経て、1983年一橋大学経済学部助教授。1989年同教授。1993年~94年シェフィールド大学客員研究員。現在、一橋大学大学院経済学研究科教授、経済学博士
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