ちくま学芸文庫<br> 差別の民俗学

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ちくま学芸文庫
差別の民俗学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 241p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480088949
  • NDC分類 382.1
  • Cコード C0139

内容説明

「柳田民俗学の最大の欠陥は、差別や階層の存在をみとめないことだ。いつの時代であろうと差別や階層があるかぎり、差別される側と差別する側、貧しい者と富める者とが、同じ風俗習慣をもっているはずがない。」すべての底辺、すべての下層からその民俗を掘り起こし、人間存在の根源的病巣「差別」の起源と深層構造に迫った、民俗学の巨人・赤松啓介のひとつの到達点。人間解放の原理、平等原理に貫かれた著者のまなざしは、限りなくあたたかい。

目次

人間差別の回想―スジを中心にして(重層的差別構造;基層にある差別観念;複雑な被差別部落の起源 ほか)
もぐらの嫁さがし―昔話の階級性(朝鮮民潭もぐらの嫁探し(中里龍雄)
もぐらの嫁さがし(南方熊楠)
「もぐらの嫁探し」に就て(栗山一夫) ほか)
村落社会の民俗と差別(民俗学の開発;調査の階層性;裏街道の民俗 ほか)

著者等紹介

赤松啓介[アカマツケイスケ]
1909年、兵庫県生まれ。2000年逝去。専攻:民俗学、考古学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

燃えつきた棒

38
著者自身、(日本共産党)「講座派」の立場を支持していたと書いており、やや党派的言説が鼻につくところがある。 彼自身、戦前は「アカ」として差別を受けていたのであり、自ら差別を蒙った者としての著者が柳田民俗学へ向ける視線は、読む者がたじろぐほど厳しい。 上記のような面があるにもかかわらず最後まで読めたのは、民衆をみつめる著者の眼差しに、どこか温かいものが感じられたからだろう。 また、「夜這いの民俗学・夜這いの性愛論」の著者だけあって、農山村の性風俗を描いた箇所はとても興味深い。2019/04/06

fseigojp

26
野間・沖浦のアジアと日本の聖と賤とセットで読んだ 柳田民俗学を補完する意味で重要2016/05/06

かふ

21
『カムイ伝』を読んだ後に、ふとこの本を買ったことを思い出したのだ。差別の構造が重層化されていると思うのは、天皇制の存在だ。この本にも天皇制が我々の「心のなかに」、強固に存続しているのか?と疑問を投げかける。近頃話題の皇室の結婚問題も戦前に戻ったのかと思うぐらいに、世間が個人の自由な結婚にあれこれ意見を言う(結婚反対デモって?シェイクスピアの国かよ!)。以下、https://note.com/aoyadokari/n/n639b6b0b67bb2021/11/02

こぺたろう

10
大阪出張の移動中に読了。日本的なホラー小説を探す過程で、本書を手に取りました。こういう分野で、どれだけ科学的な調査を行うことができるのかわかりませんが、著者のサンプル採集の仕方はなかなか真似できるものではないと思いました。本書で出てくる様々な話を読んだ率直な感想は、人間って仕方のない生き物だなということです。2018/10/17

misui

9
差別についての理論的骨子が述べられているのかと思いきや、民俗学者・赤松啓介の履歴というかポートフォリオのようなところがある。その意味では赤松民俗学の入門書にいい。にしても気骨があるのはともかく、戦前の階級史観、ぶっちゃけ「革命」を至上のものとした左翼イデオロギーによって調査が駆動されていたのは、今読むとさすがに時代を感じる。肝心の差別問題については「山の裏道」の存在が個人的に気になるかな。人知れず営まれてきた生活がかつて確かにあり、忘却されているか忘却の淵に立たされていると考えると名残惜しく思う。2013/05/23

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