遺伝学の知識と病いの語り―遺伝性疾患をこえて生きる

個数:

遺伝学の知識と病いの語り―遺伝性疾患をこえて生きる

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月24日 06時04分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779512919
  • NDC分類 467
  • Cコード C1030

出版社内容情報

当事者たちは病いの経験や遺伝学の知識をどのように語り、共有したのか。社会学者と看護学者が質的研究から経験の語りに忠実に迫る

序 章 遺伝学的知識という問題



 第一節 だれにとっての問題なのか?

 第二節 遺伝学的知識とリスク

 第三節 「ごくまれな」と「私たちすべてにとって」

 第四節 「私たちすべてにとって」

 第五節 「ごくまれな単一遺伝子疾患」



第一章 遺伝学的知識と病いの経験



 第一節 単一遺伝子疾患としての多発性嚢胞腎

 第二節 新しい知識を告げられる

 第三節 経験を伝える

 第四節 新しい知識を作り出す

 第五節 経験を蓄積してきた歴史



第二章 病いの経験を語り直す



 第一節 経験の変化に着目する

 第二節 新しい概念としての単一遺伝子疾患

 第三節 同じ「疾患」を生きる

 第四節 同じ「病い」を生きる

 第五節 物語を語り直す



第三章 移植経験の家族の語り



 第一節 遺伝性疾患をもつ家族の経験へ

 第二節 移植を経験した家族

 第三節 移植を始める

 第四節 ドナーとなる夫の気持ちへの配慮

 第五節 本人の意思

 第六節 家族の仕方

 第七節 経験の連なりと家族の方法



第四章 移植後の時間の再編成



 第一節 移植が無事に終わった

 第二節 経験としての時間

 第三節 区切りを作る時間経験

 第四節 想起の時間経験の構造

 第五節 時間経験が捉え直す家族の方法



第五章 新しい分類のもとでの連帯



 第一節 遺伝学的シティズンシップと患者会の活動

 第二節 患者会の設立と治験への参加

 第三節 新薬の承認と難病法の成立

 第四節 新しい分類のもとでの連帯

 第五節 次の世代に伝えていく



終 章 経験の固有性を理解する



 第一節 はじめに

 第二節 普遍性を志向する

 第三節 経験の固有性を理解する

 第四節 おわりに

前田 泰樹[マエダ ヒロキ]
著・文・その他

西村 ユミ[ニシムラ ユミ]
著・文・その他

内容説明

病いの経験や遺伝学の知識を遺伝性疾患をもつ人びとは、どのように語り、共有したのか。社会学者と看護学者が質的研究を通して当事者の経験の語りに忠実に迫る。

目次

序章 遺伝学的知識という問題
第1章 遺伝学的知識と病いの経験
第2章 病いの経験を語り直す
第3章 移植経験の家族の語り
第4章 移植後の時間の再編成
第5章 新しい分類のもとでの連帯
終章 経験の固有性を理解する

著者等紹介

前田泰樹[マエダヒロキ]
立教大学社会学部社会学科教授。博士(社会学)。単著に『心の文法―医療実践の社会学』(新曜社、2008年)、共編著に『概念分析の社会学2―実践の社会的論理』(ナカニシヤ出版、2016年)など

西村ユミ[ニシムラユミ]
首都大学東京健康福祉学部看護学科教授。博士(看護学)。単著に『看護実践の語り―言葉にならない営みを言葉にする』(新曜社、2016年)、共編著に『ケアの実践とは何か―現象学からの質的研究アプローチ』(ナカニシヤ出版、2017年)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポカホンタス

3
先日東京でこの本の合評会があったので出席してみた。本書は長年にわたる研究プロジェクトの成果の一部であり、その取り組みには敬意を表したいが、批判的な感想も持った。とりわけ、「病いの語り」という患者の生の声を、エスノメソドロジーによる精緻だが冷徹な分析で、いわば切り刻まれていると感じられる点が残念であった。インタビュー分析において現象学とエスノメソドロジーは両立しうる、いや、同じものだという主張があるようだが、この本を読み、合評会を聞いた限り、全く異質なものであることを改めて感じた。2019/12/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13044651
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。