ちくま学芸文庫<br> 暗殺者教国―イスラム異端派の歴史

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ちくま学芸文庫
暗殺者教国―イスラム異端派の歴史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 227p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480086563
  • NDC分類 228

内容説明

ニザリ・イスマイリ教国を奇怪という言葉だけで片付けるわけにはいかない。暗殺を政治手段とするこの王国は、10世紀末から13世紀央まで、バグダードのカリフ朝に拮抗する宗教的権威をもった。武力的・政治的にはセルジューク帝国と対抗し、世界の3分の2を当時席捲したモンゴル帝国とも敵対した。つまりこの暗殺者教国は、決して一時的、変則的現象とはみなせないのだ。ならば、この教国の奇怪な活動の基底には何があったのか―その全貌に迫る。

目次

ゴールバント渓谷のイスマイリ派
アッサシン(暗殺者)の由来
ニザリ教団とその開祖
暗殺者の王国
ニザリとセルジューク・トルコ族
チンギス・ハーンの中央アジア征伐
首都カラコルム
モンゴル将軍ギドブハ
ニザリ教団の滅亡
天文学者と歴史家の邂逅
ギドブハの死
イスマイリの復興
ニザリ思想の系譜と展開
ニザリ城寨の遺蹟

著者紹介

岩村忍[イワムラシノブ]
1905年北海道小樽市生まれ。1926年アメリカのオタワ大学卒業。カナダのトロント大学大学院修了後、文部省民族研究所を経て京都大学人文科学研究所教授。主に遊牧史、東西交渉史を専攻、長期にわたって実地調査にあたる。1988年没