ちくま学芸文庫<br> 伊勢―王朝女流文学の誕生

ちくま学芸文庫
伊勢―王朝女流文学の誕生

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480081520
  • NDC分類 911.132
  • Cコード C0195

内容説明

『蜻蛉日記』『更級日記』など日記文学の先駆をなす「伊勢日記」。この作品はさらに、紫式部の『源氏物語』などの作品と深く共応しあい、平安期の王朝女流文学の礎を築くことで、後世の文学に大きな影響を及ぼした。宮仕えと恋愛、そしてその恋の破綻、皇子の出産、お仕えしていた中宮の死…「伊勢日記」を丹念に読み解き、伊勢という女流歌人の作品と人間像を深く彫り下げる。

目次

第1章 わたしの伊勢
第2章 宮仕え、恋愛とその破綻
第3章 寺めぐり
第4章 ふたたび宮仕え、拒む女となる:第5章 平中の敗北
第6章 皇子を産む、中宮のいたわり
第7章 中宮の崩御
第8章 敦慶親王とともに
第9章 歌壇の花
第10章 交友、晩年、伝承

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅんどーん

1
平安時代の歌人伊勢の生涯を追う。中宮温子との複雑な関係の考察はどきどきした。読むごとに人物の姿が目の前にせまってきた。日本の史学はすごい。2019/04/03

miyuki

1
伊勢について、その家集である『伊勢集』を中心に解き明かしていく本。しかしながら、文学作品はあくまで作品であり、そこから作家の実態を解き明かそうとしない点は、つまりあくまで文芸作品の解釈として徹しようとする著者の態度であり、非常に学ぶところがある。2016/05/03

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