出版社内容情報
デザイン志向で強くなれ！ ビジネスの新潮流を読み解き、現場で考え抜くためのヒントを示す。仕事に活かせる発想力を授ける、ビジネスパーソン必読の一冊。
恩蔵 直人［オンゾウ ナオト］
内容説明
いま、マーケティングは大きく様変わりしている。市場が成熟すると、競争優位に結びつく違いを生み出しにくい。そうした差別化が難しい市場で競争に勝つためには、マーケティングの発想力を大胆に更新することが不可欠だ。本書では、マーケティング研究の第一人者が、新しいマーケティングの考え方をわかりやすく説き、ビジネスに活かせる発想力を伝授する。優れた事例からマーケティングの精髄をしっかり学べる、ビジネスパーソン必読の一冊。
目次
はじめに マーケティング発想力を高めよ！
第１章 マーケティングの進化―めざましい進化を遂げるマーケティング
第２章 顧客の顧客と手を結ぶ―「顧客の顧客」とは誰か
第３章 市場志向と開発チーム―短期的な志向が企業の革新性を低下させる
第４章 ホワイトスペース戦略―何を目指して成長するか
第５章 戦略再考―「悪い戦略」を掲げていませんか？
第６章 デザイン要素とマーケティング―フェイルセーフの考え方
著者等紹介
恩蔵直人［オンゾウナオト］
１９５９年神奈川県秦野市生まれ。マーケティング研究者。早稲田大学商学学術院教授。フィリップ・コトラーやケビン・レーン・ケラーらの著作に関する翻訳の多くを統括している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
38
１９８０年は、ポーター『競争の戦略』が出版された年。競争優位性の概念が一気に広がった。マーケティング研究にも多大な影響を与えたという（０３１頁）。顧客の顧客に目を向けることが重要なのは、直接的な買い手の交渉力を弱め、新市場を創造する機会をもたらし、業界構造の再構築のキッカケをもたらすメリットがある（０５６頁）。顧客の顧客と結びつくことは、自社製品や自社技術に関するニーズや課題が直接伝達されることにより、新しいビジネスの創造に結びつくことがある（０６７頁）。2017/05/29
西
25
これ一冊でマーケティングに強くなれるわけではないが、読みやすくて勉強になる本。差別化が難しく価格競争に巻き込まれているなかで、何を考えるべきかのヒントになることが書かれていて参考になった。理論とともに例としてあげられているトリダス、日清クッキングフラワー、インプレッサ、キングジムの話なども面白く、わかりやすくて良かった。ルメルト教授の「悪い戦略」４例、役員の机にコピーして置いておいてあげようかな…2017/04/22
攻めろ
9
音読で読破 目標と戦略を混同してはならない2020/08/03
daidainngo
3
マーケティングを授業で習ったのでちょっと深掘りしようと手を出した。しかし、レベルが今の自分には高すぎて大まかには「そうなのか」と感じただけで詳しく理解できなかった。もう少し基礎を身につけてチャレンジしたい。2017/05/11
seiji
3
商品の見方がおもしろく変わります。コモディティ化のスピードに対応する手段としてのマーケティングの重要性について学ぶことができた。2017/03/09
