出版社内容情報
2017年10月からの朝の連続テレビ小説「わろてんか」。戦前戦中の大阪を舞台に、吉本興行の実質上の創始者「吉本せい」をモデルとしたヒロインが活躍。特に、明治から昭和戦前にかけての大阪市は商業の中心地で「大大阪」と呼ばれていた。大大阪を代表する町のシンボル、笑いの文化、著名人たち、古写真で当時を振り返る。大阪人も知らない、大阪が東京よりも輝いていた時代にタイムスリップ。
内容説明
かつて大阪には、「大大阪」と呼ばれた時代があった―。総人口203万人は東京を凌ぎ世界6位、「東洋一の商工都市」と謳われた工業都市化、御堂筋を始めとする「格」と「美」を備えた都市計画、世界最先端の文化を集めた情報発信地。世界に冠たるメトロポリス「大大阪」の歴史と痕跡をたどる!
目次
第1章 「大大阪」誕生物語(1868年~1945年)(明治維新前後の大阪―堀の開削で発展した「水都」は日本一の経済都市だった;川口居留地/江之子島府庁舎―かつて日本の首都を「大阪」にする計画があった;造幣寮―世界最大の規模を誇る貨幣鋳造機関が近代化を告げる ほか)
第2章 現代に残る「大大阪」の息吹(難波橋/天神橋/天満橋―今も美しき「浪華三大橋」は大大阪の時代に架け替えられた;大軌ビルディング/阪急ビル―独自路線を走る関西の私鉄 巨大な駅に百貨店が続ぞく誕生;大阪市営電気鉄道―市電、青バス、銀バス、円タクが市内で熾烈な競争をくり広げた ほか)
第3章 「大大阪」を彩る芸能・文化の隆盛(第二文芸館―素人興行師が、商魂とアイデアで三流の寄席から急成長を果たす;南地花月/通天閣―ミナミへの進出をキッカケに吉本が大阪の演芸界を制覇する;道頓堀―活動写真やジャズ、カフェが続ぞく最新カルチャーが芝居通りを席巻 ほか)
著者等紹介
橋爪紳也[ハシズメシンヤ]
1960年大阪市生まれ。大阪府立大学大学院経済学研究科教授、大阪府立大学観光産業戦略研究所所長、大阪府特別顧問、大阪市特別顧問。京都大学工学部建築学科卒業、大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了。建築史・都市文化論専攻。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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