感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
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これは、どストレートな題名で損しているが、「隠れた名作」だ。私の生涯のベスト10に入れるかも。 「ちくま少年図書館」の中の、出来のいい本はたいてい、ちくま文庫に入っているのだが、この本はスルーされちゃったんだなあ。 著者は「映像民俗学者」として知られる人で、図書館でこの人のビデオを借りまくって、その面白さにシビレテいる私だが。この本は、1977年発行の彼の自伝。 1928年生まれ、戦前は「軍国少年」、戦後は「演劇青年」だった姫田が、たまたま「読書新聞」で宮本常一の瀬戸内海の人々の暮らしについての文章を読む2008/10/11