出版社内容情報
悪政、災害、経済危機、SNSでの誹謗中傷…「自分の手ではどうにもならないこと」に絶望せず幸せに生きるための、超実践的幸福論!
内容説明
辛い仕事、悪政、気候変動、不景気、新型コロナ、対人問題…手に負えない問題だらけでも、世界は変えていける。世の中に負けるな、“自分の人生”を取り戻そう。
目次
第1講 哲学は“役に立つ”のか(「哲学」とは何か?;親が人生の行手を阻んだら ほか)
第2講 不安や恐れは克服できるか(不安には目的がある;不安を逆に利用する ほか)
第3講 絶望せずに生きていけるか(問題だらけの世の中で;絶望から希望へ ほか)
第4講 “今ここ”にいる自分を好きになる(替えられない自分とどう付き合うか;短所は本当に短所なのか ほか)
第5講 世界は変えられる(“今ここ”における幸福;最強のメンタリティー ほか)
著者等紹介
岸見一郎[キシミイチロウ]
1956年、京都生まれ。哲学者。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひこうき雲
61
いわゆるアドラー心理学本。岸見先生全く振れないです。人は原因があって怒るのではない。怒ることを決めてから、その原因を探し始める。2022/04/23
KAN
11
難しくはないんだけど、「現実」を見つめたら絶望という言葉に同意を与えてしまう自分がいることを知る。そこから初めて希望という言葉の価値を知ることになるのではないか。「希望」を幻と言い募る偽りの自分に気づくことから幸福を見いだす。率直な対話がなぜ自分にはできないのだろう?2023/02/22
sakase
2
一緒に生きていること そのことに意義がある 2024/01/29
KEIJI
2
「嫌われる勇気」を彷彿とさせる対話形式の哲学入門といった趣き。「嫌われる勇気」よりも更に読みやすく、生活のあらゆる場面を事例に、岸見一郎イズムの考え方を示してくれる。そして、こちらも、「劇薬」である。図書館で借りた本だが、手元にも置いておこうかな。2023/02/16
U-Tchallenge
1
岸見アドラー心理学が全面的に感じられる一冊のように思った。絶望は絶望するために作り出している、というような耳の痛い言葉があった。しかし、これが本当のところなのだろう。絶望するために絶望するのではなく、持っていた希望を意識するということが大切なのだろう。希望を持つというのは半分正解だが半分不正解なのだろう。希望を持つというよりは希望を意識する・忘れないということのように思った。2024/01/14
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