内容説明
本書は、著者がおこなってきた脳科学研究の成果に基づいた、私たちが脳の健康を保ち、生き生きと暮らすための提案である。本書で展開している重要な仮説は、実際に健康なヒトの脳を測定して得られた科学的根拠に基づいている。
目次
第1章 頭のいい人は上手に脳を使っている
第2章 一日5分の音読・計算で脳は鍛えられる
第3章 脳を生き生き働かせる生活習慣
第4章 記憶力をアップさせる脳の使い方
第5章 コミュニケーションが脳を活性化する
第6章 年をとっても衰えない脳をつくる
著者等紹介
川島隆太[カワシマリュウタ]
1959年千葉県生まれ。東北大学医学部卒業。同大学院医学研究科修了。スウェーデン王国カロリンスカ研究所客員研究員、東北大学加齢医学研究所助手、講師をへて、現在同大学教授。医学博士。文化審議会国語分科会委員。日本における「ブレインイメージング研究」(脳のどの部分にどんな機能があるかを調べる)の第一人者。高齢者の脳機能の維持・改善をめざした産官学共同プロジェクト、教師、子どもを対象にした講演などに意欲的に取り組んでいる。また、大人向けの音読と計算のドリルがベストセラーになり、話題を呼んでいる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAKAPO
0
・痴呆症の人に音読や計算をやってもらうと、症状が改善された。・前頭前野(前頭葉の運動野の前方に広がっている部分)は、使うことで鍛えることができる。・健康な人が音読や計算を一日5分行い、左右の脳をフルに動かすことで、脳を鍛えることができる。・脳が活動をはじめる5~6時頃に起きて朝食をとり、6~7時頃から勉強や仕事をはじめるのが、脳の働きを考えるとベストと言えます。生活習慣病は、脳に良くない影響を及ぼすようなので、適度な運動を習慣化し、食事にも気をつけて、いつまでも健康でいることが脳のためにも大切なのですね。2010/10/24
wiki
0
書きながら音読しながら覚えると効率がいいとか、夜中の4時間は午前の30分に等しいとか、自分の生活に取り入れてみようと思うことが沢山あった。2011/08/28
コーデ21
0
DS脳トレでおなじみの川島教授の本、とってもタメになります☆2009/01/25
長澤晃洋
0
前頭前野の活生化について詳しく書かれていてためになったが少し古い本なので今ならもっと新しい知見が得られるのではないか。2022/12/13
-
- 洋書
- VIVRE