出版社内容情報
日本企業は今、かつてない分水嶺に立っている。1989年の世界時価総額ランキングでTOP20のうち14社を占めた日本企業の栄光は、30年後の2019年にはトヨタ自動車1社(43位)にまで後退した 。なぜ、これほどまでに日本企業は低迷したのか。その答えは、激変する事業環境に対し、データに基づいた迅速な意思決定を行う「真のマネジメント力」を失っていたことにある 。
本書は、PwCの豊富な導入支援実績に基づき、2030年の「ラジカルな変化」を勝ち抜くための経営基盤刷新術を解き明かす 。その中核に据えるのは、単なる業務効率化の道具ではない、次世代の「ERP(統合基盤)」である 。
多くの企業がERP導入において「データが信用できない」「現場の抵抗で進まない」「カスタマイズだらけで身動きが取れない」という構造的課題に直面し、挫折してきた 。本書では、これらの「負の遺産」を生む旧態依然としたアプローチを真っ向から否定する 。
変革の本質は「技術」ではなく「人」と「文化」にある 。AIによって創出された時間を、いかに現場との対話や人材育成に振り向けるか 。そして、経営層がいかに「短期の痛み」を受け入れ、長期の利益のために標準化を貫くか 。
2030年、貴社は業界をリードしているか、それとも淘汰されているか 。本書は、経営陣や改革のキーマンが、明日から迷いなく一歩を踏み出すための具体的な「実践指針」を網羅した、AI時代の企業変革バイブルである。
【目次】
序章:企業改革の必然 ― 近未来を見据えたマネジメント力の強化
第1章:「真のマネジメント力」実現のためのERP改革
1-1. なぜ今、ERP改革が必要なのか
1-2. ERP改革の難しさ:構造的課題の理解
1-3. ERP改革成功への3つの原則
1-4. 導入後の継続的進化:データ活用が真のゴール
第2章:ERP改革を阻む5つの構造的課題とその克服
【悩み1】カスタマイズ(アドオン)依存から脱却できない
【悩み2】職場の抵抗が強く、変革が進まない
【悩み3】データ経営にERPを活用できていない
【悩み4】グローバル標準化とローカル要件のバランス
【悩み5】人材不足・スキルギャップ
第3章:AI×クラウド時代の新しいERP改革アプローチ
3-1. 生成AI、AIエージェント活用が導入のスタンダードに
3-2. クラウド型ERP導入がスタンダードに
3-3. ERPシステムを核としたデータドリブン経営基盤の構築
3-4. AIを活用したコミュニケーション・チェンジマネジメント戦略の変化
3-5. AI活用プロジェクトマネジメント体制:5つの観点を統合する基盤
第4章:ERP改革を成功に導く実践指針
4-1. 変革の本質は「人」と「文化」
4-2. ERP活用における5つの悩みと解決への道筋
4-3. AI×クラウド時代におけるERP改革を成功させるための実践指針
4-4. 最後に ― 今日から始める一歩
CXO・経営層およびプロジェクトメンバーへのメッセージ



