内容説明
本書は、「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」のスクープ賞(平成八年度)を受賞し、裁判にまで持ち込まれた信平信子の告白「手記」が、まったくの捏造であったことを取材体験をふまえて明らかにし、あわせて、デマ報道による人権侵害が跡を絶たない日本の週刊誌文化、報道のあり方について考えたものである。
目次
第1章 “暴行事件”なるものの虚妄(訴えの「却下」の意味するもの;裁判を受ける権利と訴権の濫用 ほか)
第2章 “信平訴訟”は門前で却下!(役職解任の本当の理由と偽の診断書;録音テープは本物だった ほか)
第3章 信平夫婦の借金癖と連続敗訴(一人で一日に三件の裁判;ワルの名コンビぶりを発揮 ほか)
第4章 「手記」の内幕と斎藤十一イズム(訴訟に『週刊新潮』が関与!?;「手記」をめぐる謀略の臭い ほか)
第5章 週刊誌文化の罪と罰(跡を絶たない名誉棄損;沢たまき氏を陥れようと企んだ!? ほか)
著者等紹介
坂口義弘[サカグチヨシヒロ]
北海道函館市生まれ。PR紙記者、週刊誌記者、雑誌編集者などを経てフリーライターに。元『新雑誌X』『歴史と現代』編集長。元早稲田マスコミ塾専任講師、読売・日テレ市民大学講師
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感想・レビュー
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