内容説明
前半の「ケース編」は、ケースとしての県境不法投棄事件とそれを契機とした条例制定までの経緯を解説しており、事件そのものを知りたいという方に読んでいただきたい部分です。後半の「ノウハウ編」は、事件への対応から私たちが得た「政策法務的なノウハウ」を多少一般化して解説しており、類似事件への対応や条例制定などについての「ノウハウ」を知りたいという方に読んでいただきたい部分です。
目次
第1部 ケースとしての青森・岩手県境産業廃棄物不法投棄事件 ケース編(青森・岩手県境産業廃棄物不法投棄事件とは;両県合同検討委員会の立上げ;第三者による行政対応検証委員会での検証;北東北三県による広域産業廃棄物対策の推進;県境不法投棄事件を教訓とした条例整備に関する取組み ほか)
第2部 青森・岩手県境産業廃棄物不法投棄事件から得られたノウハウ ノウハウ編(事件への初期対応の効果を高めるにはどうするか;全容解明調査と原状回復命令の効果を高めるにはどうするか;命令の実効性を高めるための対策はどうするか;排出事業者への責任の追及をどうするか;事件対応についての住民に対する説明責任をどうするか ほか)
著者等紹介
津軽石昭彦[ツガルイシアキヒコ]
岩手県議会事務局政務調査課課長補佐。1959年岩手県生。1982年東北大学法学部卒業、同年岩手県入庁。法務、保健医療、行政改革などの担当を経て、2000年環境生活部資源循環推進課で産業廃棄物行政を担当。県境不法投棄事件への対応、北東北広域産業廃棄物対策、循環社会3条例の構想企画などを担当。2003年より現職
千葉実[チバミノル]
岩手県環境生活部資源循環推進課廃棄物対策主査。1967年岩手県生。1991年東北大学法学部卒業、同年岩手県入庁。遠野地方振興局、市町村課、人事課を経て現職。循環型地域社会の形成に関する条例等の立案を担当
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 機体消失 新潮文庫