出版社内容情報
〈美しい写真とともに茶の湯の姿とこころを伝える〉
〈茶の湯の空間で繰り広げられる、心をつくしたもてなしの世界〉
茶の湯を知らない日本人、外国人に向けた茶道のビジュアル解説本(英文訳付)。昨今、日本文化が見直され、茶道の経験がなくとも興味を持っている人は多く、そういった人々は美しいイメージ写真だけではなく、具体的に"茶道がどんなものか"という情報や知識を求めています。初心者向けに易しく、そして詩的に説明をしつつ、茶道具や茶室、型の美しさをビジュアルで訴えます。
内容説明
ようこそ、茶の湯の世界へ。一服のお茶から始まるもてなしのかたち。
目次
心
茶・菓子
茶道具
茶室・露地
型
季節の茶
写真について、もうひとこと
茶趣と茶会暦
著者等紹介
北見宗幸[キタミソウコウ]
一般社団法人茶道文化振興会理事長/裏千家茶道教授/ジャポニスム振興会・文化マイスター/みやび流和装道マナー部師範。企業や学校教育の場で茶道講師を務め、テレビや雑誌等で茶道の指導を行う。著書多数
〓忠之[ミナモトタダユキ]
〓忠之写真事務所主宰。独自の光で人物、静物、空間等、あらゆる被写体を捉え、存在感のある写真を撮影し、その作品は海外における関心も高い。スチールだけでなくmusicPVの制作も行い、広告・エディトリアル・web等、ボーダーレスに活動の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ぽけっとももんが
8
ため息が出るほど美しい。釜で湯が沸く音を「松風」という、とお茶の先生に教えてもらったけれども、その松風や足袋が畳をする音、湯気の香りまで伝わるような気がする。筒茶碗や名水点、葉蓋なんかも習ったなぁ。今思えば贅沢な時間でした。実際のお稽古から離れてもこうやって美しい写真を見て楽しかった時間を思い出せるのは、お稽古を続けたご褒美ですね。2021/11/21
Go Extreme
2
心:詫びと寂び 和 敬 清 寂 茶禅一味 茶・菓子:抹茶 濃茶 薄茶 主菓子 千菓子 心を込めた菓子 茶道具:掛物 花と花入 炉の季節 釜と風炉 茶碗 茶入 薄器 水指 建水 柄杓 茶巾 炭道具 香と香台 懐石 茶室・露地:腰掛待合 円座 関守石 床の間 茶室 壁 天井 点前座 型:茶碗を回す 茶を頂く 足運び 柄杓の扱い 季節の茶:口切 初釜 筒茶碗 名水点 朝茶事 葉蓋 名残 見送り 写真について、もうひとこと 茶趣と茶会暦2021/11/03
kaz
1
茶道のことはよくわからないが、一つ一つの写真に奥深さ、美しさを感じる。図書館の内容紹介は『 一服のお茶から始まる、もてなしのかたち。茶の湯を知らない日本人、外国人に向けて、茶道とはどのようなものかを易しく、そして詩的に説明し、茶道具や茶室、型の美しさを写真で伝える』。 2022/06/17
ねね
0
茶道の素晴らしい入門書。これからお茶のこと伝えるにはこの本を人に見せよう🤔 本の構成がわかりやすい。エディトリアルデザインもいい。確認したら菊池敦己事務所だった。さすが。写真も侘びすぎずに初心者にはとっつきやすく、道具も格好良かった。2024/05/06