学研M文庫
おぼろ雪―小料理屋「花菊」事件帖

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  • サイズ 文庫判/ページ数 307p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784059006404
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

江戸は本所森下町で小料理屋「花菊」を営む訳あり若夫婦。夫の伊平は京で板前修行したものの、江戸っ子の口に受け入れられず悶々とした日々を送っている。妻のお沙代はそんな夫を励まし、ささやかな幸せを味わいながら創作料理作りに余念がないが、気がかりなことがひとつ。店に謎のお武家様が訪れるたびに伊平が密かに姿を消すこと。夫はどんな秘密を抱えているのか…。

著者等紹介

池端洋介[イケハタヨウスケ]
1957年、東京生まれ。雑誌編集を経て、作家生活に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

桃水

15
2010/11/14:捕り物と料理もの2つの小説を無理やり繋げたような感じです。しかも捕り物は主人公より上司の長谷川平蔵の方が目立ってますし、料理の方は奥さんたちが頑張っていて、主人公の存在感が薄いです…。2010/11/14

まはな

5
(図書館)うむむ。料理あんまし関係なかった。鬼平犯科帳にまったく興味ないのでそのキャラがでてきてもイマイチという感じ。続きもこんな風ならちょっと読む気にはなれないかも。のどか屋シリーズがちょっとマンネリしてきたので新しいのを求めてたんですが、これはどうなのかなぁというところ。嫁のキャラもうじうじしててあんまし好きじゃないんだよね~。なのでないわ、これ。2014/07/20

ううち

3
時代物では珍しい感じの夫婦。お小代さんの作る創作料理が美味しそうです。2013/04/01

eucalmelon

2
ただの時代+料理物と思ってきたら、火盗改め長谷川平蔵が出てきたではないか!男の戦いと女の戦い。うまそうな話と凄惨な話と・・・。お沙代の思いと伊平の思い。そして平蔵の思い。立場は違うが、必死に生きているものたちの気持ちが感じられて良かった。最後まで読んでみれば意外と春吉の素朴さに癒された。おまつとうまくいくといいよね。らは2016/11/24

中身はおじさん

1
ひゃーーー、手先の伊平さん、誰の手先かって、鬼平!!!「銕つぁん」で、まさかと思いましたが、そのまさかでした。お馴染みの面々も、池波大先生のキャラ設定から、大きくはずれることもなく、信者としては、ありがたい! ただ、伊平の働きぶりと、お沙代の小料理屋の筋立てと、どっちかに軸足を固めてもらったほうが、いやいや、2作の別仕立てにしてもらったら、これは、2倍楽しめるのではないかと思いました。平蔵が出てきただけで、もう面白かったですけどね。2021/08/08

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