出版社内容情報
四季の移ろいの中で、いかに快適にあたたかい心の交流を図るか。12ヶ月の茶の湯の心に触れ、その智恵を心に刻んで、暮らしの中に取り入れてみませんか。春夏秋冬 茶花づかい
内容説明
「おもてなし」とは、相手を思いやる心遣いのこと。いかにして、心地よいあたたかな心の交流をはかるか、一期一会の出会いを大切にしてきた茶の湯のこころから、その知恵を学びましょう。
目次
炉の季節―十一月から四月まで(霜月のおもてなし―十一月、炉を開く;師走のおもてなし―十二月、春待ちの思い;睦月のおもてなし―一月、新年を寿ぐ点初めの日;如月のおもてなし―二月、大炉を囲んで ほか)
風炉の季節―五月から十月まで(皐月のおもてなし―五月、風炉釜を据える;水無月のおもてなし―六月、清々しい朝の過ごしかた;文月のおもてなし―七月、夏の夜空に願いをかける;葉月のおもてなし―八月、亡き人を偲ぶ ほか)
著者等紹介
黒田宗光[クロダソウコウ]
1928年大阪市に生れる。清水谷女学校卒業。神戸女学院中退。今日庵日曜稽古を経て、志倶会会員として直門稽古場在籍、今日に至る。現在、正教授。朝日カルチャーセンター、エコール・ド・ロイヤル茶道講師。IBU四天王寺国際仏教大学講師として日本文化特殊研究学科在勤。平成2年、井口海仙賞受賞
仲村慶子[ナカムラケイコ]
1947年大阪に生れる。料理研究家。茶名宗心。大学時代から、中之島竹葉亭料理長村越氏に師事・修業し、料理コンクールの最優秀賞も受賞する。その後、茶懐石に専念し、母親である黒田宗光のもと、朝日カルチャーセンターや各調理師専門学校等の講師、各地にて茶事料理の指導等を行なう。また、先頃月刊茶道誌『淡交』の茶懐石連載、料理誌の掲載も多数あり。趣味の器・KTM企画の社長も務める
矢野正善[ヤノマサヨシ]
写真家
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