内容説明
モノトーンで出来得る限りの装飾性を省いたシンプルなデザインの建造物に、水墨画を思わせるような枯山水の庭、或いは景勝地を凝縮したような池泉式庭園、方丈や書院の障壁画や襖絵の文化財といったところが、見所の定番であろう。その見所の奥に潜む心を探る。
目次
洛中
洛東
洛北
洛西
洛南
著者等紹介
猪口公一[イノグチコウイチ]
1963年、兵庫県に生まれる。写真家内海弘嗣氏に師事。後、コマーシャルスタジオを経て1990年studio Kidとして独立。美術出版の撮影を手がけ、歴史を重んじる作品に取り組む。敦煌、天山南路、など諸外国の撮影旅行を重ね、展覧会を開催。『斎藤真成画集』、『棟方志功肉筆画展』図録、『藍の型染』、『まいどおおきに』、『ミマン』などの撮影に携わる
福島祐子[フクシマユウコ]
岡山県に生まれる。研究室秘書を務めた後、編集の仕事と古都の魅力にひかれて京都に引っ越し、出版社に勤務。数年前からフリーランスとなり、ライター兼編集者として美術関係の本などを手がけている
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