七五調の謎をとく―日本語リズム原論

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七五調の謎をとく―日本語リズム原論

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  • サイズ B6判/ページ数 273p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784469221275
  • NDC分類 811.1
  • Cコード C3081

内容説明

本書は、日本語の音律がどのような原理によってなりたっているのかを、そのもっとも基礎的なレベルにおいて説明しようとするものです。

目次

第1章 音律の原理(日本語の音;二音基調;四音の枠組 ほか)
第2章 音律の実相(七七調と七五調;五七調と五五調;散文読みと律文読み ほか)
第3章 音律の源流(都々逸と律読法;三四調と四三調;四三調結句忌避 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

びっぐすとん

14
図書館本。『日本語の謎を解く』で紹介。日本語は2音、4音の単語が多く、八六調、八八調と相性が良く、実際諺やコピーにも多い。では何故俳句、短歌は七五調なのか?1音分の休止を入れることで句に変化とまとまりをもたらし、リズムの良い句を作り易くし、3音の語を用いても打拍にならないからだという。万葉集の詠唱の何とゆっくりなこと!現代人にはゆっくり過ぎて意味が取れないかも。古今の時代は少し短くなり、時代を追うごとに世の中の流れは早くなるようだ。現代人には切れのいい都都逸調がピッタリくる。音読する際の参考になるだろう。2019/03/30

モリータ

9
◆1996年刊。著者は1947年生、元中京大学教授、専攻は国語・国文学。◆韻文(わらべうたや慣用句含む)のリズムについて、拍(本書では「音」、2拍、4拍、8拍といった基本的な枠組みを紹介したうえで、7音・5音の必然性、七七・七五・五七の特徴、俳句・都々逸、四三調と三四調の対立…といったかたちで紹介。実例も多く、議論の進め方も教育的で、大変わかりやすかった。後のほう(第三章「音律の源流」の途中「5 万葉和歌の読唱法」以降)はパス。2022/12/05

閑居

3
極めて読みやすい本。私は音楽の感性とかリズム感とかが薄弱であったが、この本を通して和歌や詩だけでなく音楽を学ぶことができた。2007/03/16

山がち

0
万葉集と古今集の間の音律の変化が順を追って説かれていて非常に興味深い。ただ、個々の論でだんだんついていけなくなったのでそれなりに理解できない部分が出てきたことと、長音の部分の拍が少し理解しにくかったことが残念ではあった。どうしても読み方のわからない古代歌謡が、多少イレギュラーながらもきちんとした歌の形を成していたというのは面白いことだと思った。字余りなども母音などを活用しながら巧みに調節していたあたり、技巧の意識は高かったのだろう。現在の和歌の読み方が、都都逸に由来しているという発見は何よりも面白かった。2013/08/18

山がち

0
思った以上に面白かった。打拍に関しては、私のリズム感の問題もあって納得し切れるわけではないのだけれども、思わずうならされてしまうものが多かった。ことわざなどの様々な音数の物に、そのリズムの良さの理由を与えている。また、五音と七音の内部や接続をていねいに調べたうえでどうして五七五七七の接続になったのかということについて述べられて面白い。五音で弾みをつけて、七音に繋がっていくというような分析が非常に面白かった。また、五七五がある意味では完結していない、それが切れ字などを生んでいくという風にもつながったと思う。2013/05/27

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