出版社内容情報
片野 ゆか[カタノユカ]
著・文・その他
ほづみ りや[ホヅミリヤ]
イラスト
目次
はじめに―ションボリ犬、コンちゃん
犬バカ、犬部に出会う
ルンルンの奇跡
犬部員ハナコ
初めての卒業
オッチャンの愛犬
ウサギに呼ばれた男
犬部でいちばん気の長い話
運命のニャンたち
巨大ウサギの幸せ
あたった予感
生まれかわった犬
太田、卒業
コロからの年賀状
さよなら、愛しい犬
事件発生
そして、ここから
著者等紹介
片野ゆか[カタノユカ]
動物大好きなノンフィクション作家。とくに犬に関する本を数多く手がけている。2005年、『愛犬王 平岩米吉伝』で第12回小学館ノンフィクション大賞受賞。茨城県動物指導センター出身の愛犬「マド」と東京都内にくらす
ほづみりや[ホズミリヤ]
獣医学科出身の漫画家、イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みかん🍊
81
たまたまと図書館の棚に立てられていたので借りて来たけどジュニア版、小説版もあったのね、映像化されていると言うのを聞いたが、大学のサークルで獣医学部とはいえ沢山の動物の保護活動は大変だと思う、勉強もある中バイトする時間もなく命と向き合う彼らのおかげで沢山の動物の命が救われている、身勝手な理由で捨てたり、彼らに押しつける飼い主とはとても言えない人間にも腹が立つ、一度飼うと決めたら最後まで責任を持つのは当たり前、辛い事悲しい事、腹立たしい事もいっぱいあると思うが、今でも続いているこのサークル活動には頭が下がる。2021/06/30
たまきら
36
備忘録:先日、保護猫をいつもリーズナブルな価格で診療してくれるクローバー動物病院さんでコミカライズ版を読んだんですが、より詳しいことが知りたくてこちらを手に取りました。自分がニホンミツバチの保護活動で高校生たちと関わった時もそうですが、学生たちはいつか学校をはなれます。どんなに心が通じていて、ずっとパートナーでいたくても…。ここでもそのジレンマと、同時に彼らの素晴らしいその後の人生が紹介されていてすごくうれしかったです。私たちも及ばずながらも保護活動を続けていきたい。2022/10/02
かお
11
行き場を無くした動物たちの愛護活動をする、北里大学犬部(現·北里しっぽの会)の学生達のノンフィクション。 動物達が可哀想だけでは救えない現実。自分達の生活を犠牲にしなければ、出来ないことなのか?命を預かる責任に葛藤する部員達に、胸が締め付けられました。 軽い気持ちで動物を飼ってはいけないと、子供達にもしっかり伝わる内容だと思った。飼える状態ではないと思ったら、飼わないのも動物を守ることになる。 映画もこれから公開されるようなので、是非見たいと思う。 2021/06/21
すすき
0
青森県十和田市にある北里大学獣医学部のサークル「犬部」は捨てられた犬や猫を保護して、新しい飼い主を探す活動をしている。犬部にやってくるのは、公園に捨てられた子猫や小犬、病気やケガをした野良猫、栄養失調の迷子犬などなど。なかには人間不信・警戒心のかたまりのような犬まで。そんな犬や猫たちも愛情を注がれ、不信を拭い去って穏やかさを取り戻していく様子は人間と同じですね。大学が支援してくれるわけでもなんでもない犬部の活動はただただ学生達の動物愛に支えられています。こんな学生がいるんだ~。2022/10/15