出版社内容情報
田沼政治から寛政の改革の時代,生産・技術の発展,教育や芸能文化の充実をみながらも,変動し転換してゆく社会の諸相を描く.
内容説明
田沼政治から寛政改革の時代。生産・技術の発展、教育や芸能文化の充実をみながら、転換・変容を迫られる社会の諸相を描く。
目次
宝暦天明から寛政
世界認識の転換
近世の蝦夷
藩財政改革論
近世の漁業・塩業・鉱業
百姓一揆と都市騒擾
教育社会の成立
芸能と文化
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takeshi3017
2
岩波書店の歴史本第13巻。田沼政治から寛政改革の時代。宝暦天明から寛政,世界認識の転換,近世の蝦夷,藩財政改革論,近世の漁業,塩業,鉱業,百姓一揆と都市騒擾,教育社会の成立,芸能と文化など。詳細→ http://takeshi3017.chu.jp/file8/naiyou30313.html2021/06/27
アラン
0
岩崎奈緒子氏の「世界認識の転換」では、山村昌水の「訂正増訳采覧異言」を紹介。世界各国の情勢を示し、「ヨーロッパが自らの繁栄のために、他の大陸を利用し、収奪する構図」が描かれていると言う。幕府蔵書となり、ヨーロッパ接近を予測し得る視覚を、幕府が獲得したと説く。辻本雅史氏の「教育社会の成立」では、全国に学問塾と郷学が自生的に作られたことを述べ、「近世に成立した教育社会は、近代学校浸透の前提をなしていた」と言う。 知の集積や様々な営みがなされ、変化への対応の礎になったのだ。それは、きっと現代でも同じだろう。2015/04/15
-
- 電子書籍
- 月刊C MAGAZINE 1992年3…