内容説明
ともに1930年生まれのドイツの数学者H.グラウエルトとR.レンメルトが書き下ろした、多変数関数論、その中でも特にシュタイン空間の理論についての解説書。
目次
第A章 層の理論
第B章 コホモロジーの理論
第1章 有限正則写像に対する連接性定理
第2章 微分形式とドルボー理論
第3章 Cm内のコンパクト直方体に対する定理Aと定理B
第4章 シュタイン空間
第5章 定理Aと定理Bの応用
第6章 有限次元性定理
第7章 コンパクトなリーマン面
著者等紹介
グラウエルト,H.[グラウエルト,H.][Grauert,Hans]
1930年、ドイツ、ハーレン‐エムス生まれ。ミュンスター大学、スイス連邦工科大学チューリッヒ校で数学と物理を学び、1954年、ミュンスター大学にて博士号を取得。1959年、ゲッティンゲン大学でガウス‐リーマン‐ヒルベルト‐ワイル‐ジーゲルと継承されてきた教授職に29歳で就任。現在、ゲッティンゲン大学名誉教授
レンメルト,R.[レンメルト,R.][Remmert,Reinhold]
1930年、ドイツ、オスナブリュック生まれ。ミュンスター大学で数学と物理を学び、1954年、同大学でPh.D.を取得。1960年、エルランゲン大学教授。1966年から1995年まで、欧文誌Inventiones mathematicae(Springer)の編集委員を務める。現在、ミュンスター大学教授
宮嶋公夫[ミヤジマキミオ]
大阪市立大学大学院修士課程修了。鹿児島大学大学院理工学研究科教授、理学博士。専門:複素解析幾何学。2003年度の第2回解析学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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