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創元クライム・クラブ
無言劇

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  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488012908
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

私は審判を受ける。たとえ行き先が地獄で、悪魔が待ち受けていたとしても、私は独りではない。ルカ…ミカ…歩は澄明な光で満たされた。囲碁・将棋・麻雀、ボードゲームの集積地と呼ぶに相応しい胡蝶ビルの周辺で勃発した連続殺人。最初の犯人が逮捕されても事件は終わらず、悪意は連鎖してさらなる殺人を呼ぶ。“悪魔”とは誰か?密かに無言劇を続ける歩とは誰なのか?密室状況下で発見された死体と消失した凶器の謎に皆が頭を悩ませるなか、伏せられた登場人物たちの名前がひとつずつ明らかとなってゆく―ボードゲームを鏤めた、鬼才による異形の本格ミステリ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はじめさん

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囲碁将棋麻雀、卓上遊戯サロンが集うビルで起こる殺人事件。売れないミステリ作家が名探偵として名乗りをあげる! 各サロン同士で普段から常連同士は交流していつつ、殺人事件によって暴かれる個々の性癖とかがけっこうエグいw 詰将棋や詰碁なんかの図が挿入されたり、ルール分かる人はより楽しめるかも。僕は麻雀わかりませんが… そして章がA〜Zとアルファベット順に分かれ、一章毎の文量も多くはないからサクサクいける。 名探偵パートもあれば、犯人による叙述もあり。 そして地味にサロン常連プロ棋士がひふみんと対戦してて吹いたw2011/12/12

鵙屋

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コアな倉阪ファン向けかもしれない。囲碁・将棋・麻雀どれも詳しくない自分には若干辛いものがあった。理屈ずくめのミステリーにはないオチは好きだが、推理が恣意的すぎる気がした。再読はないと思う。タイトルの意図をどなたか教えてください…2011/11/29

はる

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ボードゲームをやってみたくなった。面白いトリックを仕掛けてるんだけど、それがいまいち驚きにつながっていないような気がする。たくさん伏線が張られているので、読み終えたときにそれらが浮かんできて面白い。作中の小説家の言葉が印象に残った。「地味でもいい、自分のミステリーを再読してくれる酔狂な人間のために丁寧に作ろう。そう開き直ったのである。」2010/12/30

wm_09

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結末が明かされたあとに気付く、あれやこれやの伏線の嵐に、「なぜ気付かない自分」と自問自答。倉阪先生の本領はやっぱり伏線の妙でしょう。ゲーム3部作を1つにまとめたような(メタの部分失敗してるけど)お得感、いつもの倉阪トリックを見れた嬉しさ、面白かったです。(ローウェル嬢)2009/11/18

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