文春文庫<br> 青年は荒野をめざす (新装版)

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文春文庫
青年は荒野をめざす (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 420p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167100346
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ジャズ・ミュージシャンを目指す二十歳のジュンは、ナホトカに向かう船に乗った。モスクワ、ヘルシンキ、パリ、マドリッド…。時代の重さに苛立ちながら、音楽とセックスに浸る若者たち。彼らは自由と夢を荒野に求めて走り続ける。60年代の若者の冒険を描き、圧倒的な共感を呼んだ、五木寛之の代表作。

著者等紹介

五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年福岡県生まれ。作家。戦後北朝鮮より引き揚げたのち、早稲田大学文学部露文科に学び、その後、作詞家、放送作家等を経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で第6回小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞、76年『青春の門 筑豊篇』ほかで第10回吉川英治文学賞受賞。81年より一時休筆して京都・龍谷大学に学んだが、のち文壇に復帰。小説のほか、音楽・美術・歴史・仏教など多岐にわたる文明批評的活動が注目されている。また2003年から全国の古寺100をめぐる紀行「百寺巡礼」を本、映像で発表し、大きな反響を呼んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たか

53
【再読】沢木耕太郎の『深夜特急』ほど有名ではないけど、かつての若者の旅のバイブル的な存在。 若さに任せて日本を飛び立った二十歳の青年ジュンが、旧ソ連からヨーロッパを放浪する中で、ジャズと性と酒とに酔いしれながら自分探しの旅に出る。少し危うげなジュンの熱い行動が『深夜特急』と少し違うところ。それゆえ『深夜特急』のように現実感はなく、フィクションに近い印象を与える。 それでも、カバンにこの本を詰め込んで、自分探しの旅に出たくなる。そんな気分にさせてくれる素敵な本だ。 A-評価2020/10/23

Shoji

45
現代風に言うならば、二十歳の青年の「自分探しの旅」物語です。若さに任せて日本を飛び立った二十歳の青年が、旧ソ連からヨーロッパを放浪する中で、ジャズとセックスと酒に酔いしれながら自分探しをして行きます。一見、いけ好かないナンパ野郎のように見えますが、今考えれば硬派でハードボイルドな男だ。若さと情熱だけで生きるなんてとても羨ましい。私も二十歳の頃に戻ってみたくなりました。2019/10/22

しーふぉ

20
旅に出て、こんな出会いがあるのなら楽しいだろうな。2023/05/07

みなみ

18
「青春の門」以来の五木寛之。「自分探しの旅」で大人になっていく主人公。結構面白く読めました。大人になって、また何かを求めて旅に出る、いいじゃない!^ ^って感じで読み終えました。2020/02/24

GORIRA800

11
簡単にいうとジャズと旅を通しての自分探しの旅 旅を通して本当の自分を探すってのはいくつになっても憧れる 旅する理由があって旅をすればちゃんと見つかるものもあるのだろうな ほとんどの人間は大きな旅する理由なんて見つけられないだろうから 旅が成長にそのまま直結するとしたら素敵だなあ2021/09/17

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