出版社内容情報
ドSな幽霊に取り憑かれた俺は、彼女を殺害した犯人を捜すべく、私立探偵に調査を頼んだ。戸川涼介というイケメン探偵に。『眼鏡屋は消えた』につづく、ユーモア本格第2弾。
内容説明
乗り過ごした常磐線の車内で、ふと手にしてしまった詞集。それにはドSな霊が取り憑いていた!?音楽ユニット「ルナティカン」の美人ヴォーカル・広瀬琉奈を名乗る霊は、自分を殺した犯人を捜しなさい、と喚き散らす。確か一ヶ月前に事故死したはずだが…。しぶしぶ彼女のリクエストに応じた入江康輔は、自分での調査に限界を感じ、ある私立探偵に事件の調査を依頼した。戸川涼介という探偵に。青年の悪戦苦闘の日々を、ユーモラスに描く長編ミステリ。
著者等紹介
山田彩人[ヤマダアヤト]
1967年東京都生まれ。2011年、『眼鏡屋は消えた』で第21回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。軽妙な語り口と本格ミステリのガジェットが絶妙な、新人ミステリ作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
50
戸川涼介その2。意外性を求めるためにこの展開になったのだろうが終わり方が今作もイマイチに感じた。2013/12/03
木っ端みじんこ(感想は自分用メモ)
16
【2013_126】山田彩人さん3冊目。デビュー作『眼鏡屋〜』に出てきたイケメン探偵戸川涼介再登場。今回の主人公は幽霊に取り憑かれたニート男子。果たして幽霊の女の子が死んだ事件の真相とは…?うーん…なんだろう…設定は面白いし文章力もあると思うんですが、とにかく読んでいて疲れる。頑張って最後まで読んだ割に判明した真相のインパクトが薄いというか…今回の主人公(&幽霊)の性格もあまり好きじゃないしなぁ…結局作者はイケメン&美少女推しなんですか、ね2013/12/19
ふかborn
15
前作の時もだが、今作もあえて書く!戸川のイケメンカリスマ設定、どこ行った~(大声)!対面した女性だけが赤面しているだけでイケメン度が分かんない。男性達の反応とか、イケメンこじらせた結果、周囲の異常な反応とかあれば面白いのに…。そもそも、事件解決優先なら一回除霊して戸川に憑けばいいんじゃない?入江君と幽霊の会話劇(私にはユーモアがあるとは思えん)が中心だからイケメンの存在感薄いし、戸川は要らないんじゃね?とまで思ってしまった。入江君と幽霊の日常生活を少しでも出してくれたら、最後にロマンスを感じられたはず。2014/02/18
nyanco
15
山田彩人さん、2冊目。今回もイケメン探偵・戸川涼介登場。就活がうまくいかない大学生・康輔が車内で暇つぶしに…本を拾ったばかりに、幽霊に取り付かれて犯人探しを始めるという設定は非常に面白かった。ドSな幽霊の傍若無人ぶり、それに振り回される康輔の様子も良い。そして、女の子の心を鷲掴みにするイケメン探偵・戸川の飄々とした態度も良い。設定も展開も非常に面白いし、読者向けに仕掛けられる罠も結構好きなタイプです。続→2012/10/26
むつぞー
14
シリーズ2作めですが、前作との関係は殆どなしです。 ドSというより性格の悪い幽霊。ハッキリ言って幽霊の言うことはそんな無理な~と言いたくなります。 かといって主人公ももうちょっとしっかりしてと言いたくなるタイプなので、ちょっと無理筋だけど、このくらい絞られても…と思ってしまうところがあります。 事件に関しては基本聞き取り調査だけですので、この2人の関係にちょっとと思ってしまうと苦しいかもしれません。 物語としては読みやすいし、面白かったです。 やや地味で、もう一つ何か欲しい感じはするけれど。2012/10/26
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- 和書
- 大佛師松久宗琳