内容説明
渡良瀬川にはじまる血族の、明治、大正、昭和の栄華と斜陽。記憶にない実の父で作家杉山英樹を調べていくと、その青春には檀一雄、小林多喜二、坂口安吾、平野謙、中公編集者らがいました。昭和戦前戦後の文壇史に描かれることのなかった文学者たちとその家族の、生と死と影の真実。
目次
1 戸籍が二つ
2 正しい記憶と嘘の記憶
3 不思議な墓参り
4 杉山の家系
5 父の執筆活動
6 岡田嘉子
7 良吉と嘉子の密会
8 養父母
9伯母と祖母
著者等紹介
杉山直樹[スギヤマナオキ]
昭和18年7月2日、東京都千代田区麹町生まれ。幼年期に両親と死別。4歳で養子となる。小・中・高校は埼玉県浦和で過ごす。浦和市立高校卒業、成城大学在学中から写真スタジオアシスタント、画商業などを経験。20歳のとき、実父が文芸評論家杉山英樹であることを知る。会社役員、団体理事などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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