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内容説明
核爆発、地球汚染、貧富の差など、人類を破滅させかねない危機は、人間が「美」の探究を忘れて権力や技術や利益の追求に走った結果ではないのか。本書は「美は世界を救うか」というドストエフスキーの問いに対する著者の答えである。青年時代ギリシャで神経症になり、美に目覚めてそれを克服した著者が、精魂をこめて訴える、もうひとつの名著といえよう。著者自身の水彩画とデッサンも光彩を添える。
目次
第1章 ギリシャのヒナゲシ
第2章 美は私に生命力を与えた
第3章 聖山アトスを訪れる
第4章 美と死
第5章 おれたちはアーギロスの子孫だ
第6章 丘の上に作られた町
第7章 著者の作品
第8章 創造的精神
第9章 芸術とシンボル
第10章 神話は芸術のひとつの形式
第11章 現代芸術とその未来
第12章 エクスタシーと暴力
第13章 美は普遍的な言葉