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内容説明
不屈の精神、理不尽なものは決して許さず、己の誇りのために身命をなげうつ誇り高き魂…武士道の真髄、ここに極まる―。
目次
1章 会津藩の掟
2章 会津藩校日新館
3章 会津武士道の実践者「山川健次郎」
4章 会津流の「人育て」
5章 「国」を思う―健次郎語録
6章 会津武士道の真髄
終章 「国益」を見すえた思想
著者等紹介
星亮一[ホシリョウイチ]
1935年仙台市生まれ。東北大学文学部卒業。日本大学大学院総合社会情報研究科修了。作家。著書に『奥羽越列藩同盟』(1996年度福島民報出版文化賞受賞、中公新書)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いりあ
4
歴史作家 星亮一氏が白虎隊士として明治政府と戦い、戦後は東京帝国大学総長、明治専門学校初代総裁、九州帝国大学初代総長、京都帝国大学総長、旧制武蔵高等学校校長を歴任した山川健次郎氏についてまとめた著作。書名と内容がちょっと合っていない感じが残念ですが、作者が本当に山川健次郎を尊敬していることが分かる文章です。会津武士道が人の姿をした人というイメージを持ちました。この教えをそのまま今の時代に適用することは出来ないと思いますが、根底にある魂の部分は、こんな不透明な時代だからこそ必要とされるものだと感じました。2025/02/01
qwel21
4
ちょっと文章がまとまりなく、あっちこっちいく感じでした。会津の教え「ならぬことはならぬ」。その軸をはっきり持ち、体現していた人、山川健次郎氏。こんな人がいたなんて知りませんでした。2010/03/21
スノーシェルター
3
何度目かわからないけれど再読。山川健次郎に魅せられる。確かに今の時代に合わない部分もあるだろう。しかし根本的な考え方には現代に充分必要なものだ。ならぬことはならぬ。こんな子育てが出来たらどんなに素晴らしいだろう。自分自身が出来なくては、ダメだけれど、見事に出来ないwそれでも会津が大好きだ。2011/05/24
naka
2
福島民法記者、星亮一さんの著書で幕末から明治そして昭和への歴史認識の確認のために必読の書だと思います。私は歴史認識を大幅に再確認することができたと思います。新書なので、小説的でなく読み進みにくいですがお勧めの一冊です。2021/01/23
がんこちゃん
2
会津の教えがわかりやすく説かれていることと、後半は星座の人、山川健次郎氏の功績になってます。 会津の教えに惹かれ、会津関連の本を何冊か読みましたが 会津人の生き様は人間の本来あるべき姿、とくに現代人が忘れていることだと思う。 『ならぬものは、ならぬ。』 子供の頃に言われませんでしたか? 『だめなものは、だめ。』と。 他にもごく当たり前のことが書いてあります。 個人的にこの本を読んで良かったところは、薩摩藩の見方が変わったこと。 武士たるもの根本は一緒なのです。 これからも会津関連の本を読2009/07/29