内容説明
廃墟からの「復興」が唱えられるとき、聞こえなくなる声がある。生き残った人々は、自らの暮らしを取り戻すため、立退きをともなう都市計画に抗い、行政に対し多数の陳情書をしたため、声をあげようとした。本書はこの陳情書に初めて光を当てた画期的研究である。戦後広島を、無数の声とさまざまな力線が交差する空間とした描き出す渾身作。
目次
第1章 廃墟と描線―都市復興のなかの境界画定
第2章 死者の都市―移動する墓碑の軌跡
第3章 顕在化する復興の境界線
第4章 禁じられた復興を生きる―広島平和記念公園
第5章 「不法占拠」という復興経験―一九七〇年・相生通り調査から
終章 廃墟のなかの「声」を読みとく
著者等紹介
西井麻里奈[ニシイマリナ]
1988年愛知県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了(博士・文学)。現在、日本学術振興会特別研究員PD(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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