広島 復興の戦後史―廃墟からの「声」と都市

個数:

広島 復興の戦後史―廃墟からの「声」と都市

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月25日 14時30分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 378p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784409241295
  • NDC分類 518.86
  • Cコード C3036

内容説明

廃墟からの「復興」が唱えられるとき、聞こえなくなる声がある。生き残った人々は、自らの暮らしを取り戻すため、立退きをともなう都市計画に抗い、行政に対し多数の陳情書をしたため、声をあげようとした。本書はこの陳情書に初めて光を当てた画期的研究である。戦後広島を、無数の声とさまざまな力線が交差する空間とした描き出す渾身作。

目次

第1章 廃墟と描線―都市復興のなかの境界画定
第2章 死者の都市―移動する墓碑の軌跡
第3章 顕在化する復興の境界線
第4章 禁じられた復興を生きる―広島平和記念公園
第5章 「不法占拠」という復興経験―一九七〇年・相生通り調査から
終章 廃墟のなかの「声」を読みとく

著者等紹介

西井麻里奈[ニシイマリナ]
1988年愛知県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了(博士・文学)。現在、日本学術振興会特別研究員PD(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

1
ふむ2023/07/05

roron

1
平和都市の名の下に道路や記念公園を整備する戦後広島の都市計画は、焼野原に境界を引き、バラックを排除する形で進んだ。この本では換地の融通や立退き延期などを求める様々な住民の「声」を陳情書類から読み解く。が、そこで浮かぶのは<行政vs住民>の安直な構図ではなく、むしろ住民同士の間に生々しく文化的・心情的な境界が引かれていく様だった。復興を経験する「声」の主たちは不条理に抗う一方で、欲望のために行政を利用しようとし、時に他者を排除もしたようだ。2021/05/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15312907
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。