内容説明
美人文芸部長がたくらむ大仕掛けを、見抜けるか!?『放課後はミステリーとともに』の鯉ケ窪学園に新作誕生!
著者等紹介
東川篤哉[ヒガシガワトクヤ]
1968年広島県生まれ。岡山大学法学部卒。2002年、カッパ・ノベルス新人発掘シリーズ『密室の鍵貸します』でデビュー。11年、『謎解きはディナーのあとで』で本屋大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
264
東川 篤哉は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、ハイスクール・ユーモア・(ポンコツ)・ミステリでした。作中作は、素人のJKが書いているため当然ポンコツですが、本編もポンコツでした(笑) 文科系プロレス部がある高校なんて存在するのでしょうか?2020/07/28
ままこ
111
部員ひとりしかいない第二文芸部の美少女部長、水崎アンナ。ナルシストな彼女が書いたツッコミどころ満載の連作ミステリを読むことになった“僕”。感想を聞かれ的確に根本的な疑問を投げかける。なんやかんや言いながらもその作風は中毒性があるようだ(笑)ライトに楽しめるどんでん返しありのツンデレミステリinミステリ。2020/09/16
あっか
76
もうっ!最後何を見せられてるのっwという甘酸っぱい?気持ちになりながら読了♡第二文学部部長(表紙の女の子)による穴だらけのミステリを、とっつかまった1年生主人公が入れるツッコミに笑いながらミステリも楽しめる1冊。読んでても主人公のように鋭いツッコミが全く思いつかないわたしは、ミステリ作るのって大変なんだなあ…と平凡に思いましたw最後の仕掛けが…!というレビューを見てドキドキしながら読んだけど、全然気付けず。笑 もう少し後日談とか読みたかったなー!デレたアンナ先輩がもっと見たかった!2021/04/26
雅
76
作家を目指す学生が書いたという設定なだけに、ツッコミどころ満載なユル〜イユーモア学園ミステリー。個性的なキャラ達による軽快なトークもコントみたいで面白い。2020/08/09
ハゲおやじ
72
好きな作家の私にとっては初めての単行本?。設定が面白い。これなら、人の死も ミステリー(小説)の中の話だから…で受け入れられるなぁ。ミステリーを読んでいる途中で 現実に戻ったり で話が単調にならずに流れて行く構成は、読みやすく楽しい。この作家の今までの構成では無かった様な気がする。作家の読者を楽しませる工夫に感服する。…って 難しい事を書くのは面倒で疲れるので いつもの私らしく書くと「面白くて キュンとする」って事かな。続編に期待しちゃうね。2022/12/25