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ガレキノシタ

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  • サイズ B6判/ページ数 324p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784408536057
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

私たちは閉じ込められている。夢じゃないぞ。友情、恋愛、いじめ、家族…それぞれに問題を抱えた生徒や教師が生と死のはざまで見つけたものは―!?亙礫の下で何かが生まれる―感動の傑作サバイバル小説。

著者等紹介

山下貴光[ヤマシタタカミツ]
1975年香川県生まれ。京都学園大学法学部法学科卒業。第7回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2009年『屋上ミサイル』(宝島社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

72
書かれた部分は面白かったけど、書かれなかった部分の扱いがちよっと・・・2013/10/23

chimako

67
一気に読了。学校崩壊という未曾有の大事故。文字通り“瓦礫の下”で何時間かを過ごし何とか救出された生徒や先生、たまたまそこにいた小学生の話。そこには驚愕が怒りが悲しみが希望が未来があった。母を死なせたと思いこむ双子の弟とその兄。親同士の都合で離ればなれになった幼なじみ。いじめられる側といじめる側。先生と生徒。大好きな彼と友達。病気の父との約束。後悔する覚悟のある高校生と出逢った小学生。キーマンは北野。「男には人生の中で本気を出さなきゃいけまないときが三度ある」実にカッコいい。イケてる小説。泣けた。はなまる◎2014/07/02

ゆみねこ

56
突然の校舎崩壊のため、瓦礫の下に閉じ込められた生徒や教職員たち。物語に綴られた人たちは息苦しく暑さのつのる中でそれまでの家庭生活や学校生活を思い返す。キーになるのは一人の男子生徒、彼との関わりがみんなの中で何かを引き起こす。私はこういう物語、結構好きです。保健室に閉じ込められた先生と生徒の章と図書室の生徒の話が良かったです。2014/06/04

夜梨@灯れ松明の火

43
図書館。倒壊した校舎に閉じ込められ、瓦礫の中で救出を待つ人達(双子の兄弟や、けんか別れした親友、イジメの加害者と被害者、先生と不良少年等)をオムニバス形式で描かれた作品。1編1編完結していますが、その全てに登場するサッカー部の北野くんの存在が、この作品の全てと言ってもおかしくないほどのインパクトを与えています。内容に反して読後感は爽やかで、とても良かったのですが、大震災の後ではなかなか誰かに奨めることが難しいですね。残念です。「その日が来るまでとりあえず笑ってろ」どんな時でも希望を失わずに生きましょう!2013/05/29

nyanco

42
「ガレキ」という言葉はどうしても東日本大震災をイメージしてしまいますが、本作は欠陥工事により校舎が突然ガレキ化した…という物語でした。オリジナルは震災よりも前に書かれた作品ですが、このタイミングでの出版、読者にどう伝わるか難しいかもしれませんね。作品は自体はとても良かった。山下さんの良い所がとても出ている作品だと思います。ガレキノシタにいる男子生徒、女子生徒、そして教師。助けを待つまでの間、今までのこと、そしてこれからのことについて彼らが考えること…続→2012/08/24

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