内容説明
外見は老朽化した定期貨物船だが、じつはハイテク装備を満載した秘密工作船オレゴン号。男気あふれるカブリーヨ船長の指揮のもと、精鋭の乗組員とともに、オレゴン号は世界を股にかけ、幾多の危機を切り抜けてきた。そしてカブリーヨはいま、決死の作戦に身を投じようとしていた。悪辣なロシア海軍提督によって、極寒のシベリアの監獄にとらわれている旧友を救出しようというのだ。しかし、そこは海軍提督の支配下に置かれた難攻不落の要塞だった!「現代の騎士」カブリーヨ、颯爽と登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Richard Thornburg
11
感想:★★★★★ オレゴンファイルシリーズ第7弾! カッスラー先生の作品中で一番派手なドンパチのある本シリーズなのですが、本作も例に漏れずカブリーヨ会長自ら派手に暴れてくれます(笑) カブリーヨが刑務所に潜入するシーンからスタートし、ストーリーはスピード感を持って展開します。 ストーリーの背景にエジソンと双璧をなした科学者のニコラ・テスラの影や、既に都市伝説として流布している「フィラデルフィア計画」も見え隠れしたりと退屈しません。 海底に取り残されたカブリーヨの運命やいかに! 話は下巻へ。2017/05/10
かんとり
5
いやはやカブリーヨ会長、またど派手に始まりましたなあ! これでは命いくつあっても足りませんゼイ。😄2019/04/26
ゆーぼー
5
科学者テスラは奇妙な人物だ。 彼の発明品である超高圧電圧を発生するテスラコイルの原理は、現代科学でも解明されていない。 光を曲げて船体を見えなくする、と言う事は、空間を曲げているということに繋がる。 現代人に及びも付かなかった発想があったに違いない。 そんな狭間で苦闘を強いられるザ・コーポレーションは何処まで真相に迫れるのか、キエニンの野望を撃滅できるのか、下巻の展開に突っ込もう。2015/09/08
pangea74
3
例によって、カブリーヨ自らが危険な現場に乗り出し、映画みたいなド派手な活劇を繰り広げ、ギリギリでピンチを切り抜けるのは毎度のことで、その強靭な体と頭脳には驚かされるばかりです。そろそろ、周りの人止めてあげてもいいんじゃないの?警備が厳重なビルへ侵入する場面が、なかなか思い切った方法を利用していて、悪役の意外な退場の仕方といい、映画『ミッション:インポッシブル/ ゴースト・プロトコル』を彷彿とさせた。オレゴン号のクルーも活躍していたけど、やっぱりカブリーヨが最初から最後まで出ずっぱり状態で目立っていた。2018/06/02
コブタ
3
盛りだくさんの展開。こらから下巻を読みます。2015/11/19
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