内容説明
ふきあれる大企業の人べらし「合理化」の嵐。切りすてられる下請け企業、崩壊寸前の地域経済。異常円高のもと、アメリカの意にそって産業“空洞化”への道をひた走る日本の政府・財界の“新戦略”とは！？だれにでもわかる語る口で空前の雇用不安の源をつきとめ、国民のくらしをまもる抜本的な打開の方向をさぐる、いま必読の書！
目次
１ ふきあれる大量人べらしの嵐（手段えらばぬ退職強要；企業城下町の悲惨；“花形産業”にもおしよせる荒波；事態を深刻にする政府の姿勢；ポストのない“団塊の世代”；見通し暗いハイテク・第三次産業の雇用吸収）
２ いま日本経済に巨大な変化が（“円が高い”とはどういうこと？；中小業者に大打撃；主権放棄の自民党政府；日本の巨大企業の新しい“戦略”；とんでもない「前川リポート」；“地方切りすての時代”；あまりに身勝手な日本企業の行動；“出かせぎ労働者”へのすさまじい搾取；“空洞化”路線推進・容認の立場は許さない！）
３ 困難からどのように脱出すべきか（だれのための“生き残り”か！？；政府の中小企業対策と各党の態度；大企業には社会的責任と義務がある；退職強要をはね返す１２章；日本の経済基盤をおびやかすコメの輸入自由化；新しい日本へ）
