- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > 読み物
- > 民話・神話・古典読み物
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のん@絵本童話専門
1
タンザニアはスワヒリ語が使われており、イスラム教を信仰し、ペルシャ・アラビア地域との文化交流も盛んな地域である。アフリカの民話の中でもとりわけ収集数多く、分かりやすく面白い話が多い地域の印象。その昔話からはアラビアやイスラム教の影響が見られるものもあれば、アフリカらしい動物話や動物の由来譚が収められている。トリックスターのうさぎの話もあるし、ホジャ(ゴハおじさん)のようなアブヌワスの話も。後日談がないというか、え?どうなったの?となる結末の尻切れ感もアフリカならではの印象がある。2024/02/07