目次
序章 父親の不在
第1章 内なる父親
第2章 父と娘
第3章 宿命の力―神経症の心理経済学
第4章 「父親」の行方
第5章 日本の家族が崩れるとき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
五月雨みどり
1
1997年の本なので、当時の社会状況上、今ではピンと来ない点もあり。エディプス・コンプレックスや、フロイトらの症例の解説はわかりやすかった。経済的視点からの解釈は、新しいかもしれないけどイマイチすんなり入ってこないというか、経済的用語を読むのに少しイラッとした。『1940年体制』は勉強になりました。2015/03/07
れむ
1
心理経済学の本。当時(97年出版)では心理学と経済学の融合で目新しい分野らしい。経済学の知識は無くても読めるけど心理学の知識は無いと読むのは辛いと思う。両方無かったから例示の部分がよくわからんかったけど、各章のまとめがわかりやすかったのであまり問題なかった。今の父親をそのまま家庭に返しても父親には居場所は無い。官僚的、企業的支配が父親の存在領域を家庭から企業に奪い去ってしまったから。じゃあどうすればいいか?父親の役割をするなら別に父親でなくとも構わず、地域のコミュニティで支えると?2013/08/23
昌也
0
本棚2023/02/01