講談社+α文庫
ひとが否定されないルール―妹ソマにのこしたい世界

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  • サイズ 文庫判/ページ数 291p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062567770
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

脳障害を負って生きてきた著者は語る。「私は条件をつけずに愛されました。このまんまの私を受け入れてもらえました。脳障害であることは大変ではあるけれど、私の存在を否定する材料にはなりえませんでした。…私は私自身でありさえすればよかったのです」と。その、魂に共鳴する言葉のひとつひとつに、気持ちが洗われ、生きる力が湧きだしてくる。

目次

序章 希望に満ちた毎日(知性の低い脳障害児はいない)
第1章 存在が否定されないというルール(平等という言葉の意味;ウソと“方便”;あふれる感謝;ルールのひとつ、しつけ;感情を観る;絶対的な信頼)
第2章 いつでも幸せになるコミュニケーション(耳年増ならぬ“観察者”;五十音の文字盤を指して―FCという方法;そのまんまを受け入れる)
第3章 昔、子どもだった大人たちへ(ものの見方の見方;“似て非なるもの”を見極める;内なる声との対話)

著者等紹介

日木流奈[ヒキルナ]
1990年、横浜市に生まれる。極小未熟児(1480グラム)、先天性腹壁破裂の状態だった。直後の3度の手術により脳にたまった水が脳を圧迫し、脳障害となる。新生児けいれん、点頭癲癇の発作が出る。91年、抗けいれん剤の副作用で白内障となり、両眼の水晶体を摘出。92年、ドーマン法のプログラムを開始する。94年、グレン・ドーマン博士の人間能力開発研究所の診療を受ける。95年、文字盤によるFC(ファシリテイテッド・コミュニケーション)で、他者との意志の疎通が可能となる。98年、自伝・詩集を手作り本『想ふ月』として自費出版。その後、その本を加筆補正して『はじめてのことば』(大和出版)を上梓する
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