内容説明
“幻の名盤”の始まりから挫折、再生―ブライアン・ウィルソンの音楽史を追った名著が、“終章”を追加した新装版として再登場!!
目次
ブライアン宅訪問
1966~1967年の『クロウダディ!』のニュース・コラムから
アウトロウ・ブルーズ(『ビーチ・ボーイズ・パーティー!』)
『ワイルド・ハニー』を褒め称える
いかにして『スマイル』は失われたか
世界の大規模な消費
『フレンズ』
新しいパッケージ(『エンドレス・サマー』、『ワイルド・ハニー&20/20』)
ニューヨークでのライヴ、1974年9月と11月
『フレンズ&スマイリー・スマイル』(再発盤)〔ほか〕
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yoyogi kazuo
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この本の最大の読みどころは、1966年にブライアン・ウィルソンの自宅で「スマイル」の音源を聴いてその素晴らしさに感動していた著者が、当時ブライアンの側近だったデイヴィッド・アンダールと対談した三部構成の記事「いかにして『スマイル』は失われたか」(本書第5章)であり、この記事が”史上最高の未発表作品”「スマイル」の評価を決定的なものにしたとされている。書かれている内容はビーチ・ボーイズのファンならもう誰でも知っているようなことだが、その伝説の発生源がここにあるという点に価値がある。2022/08/21