内容説明
グノーシス派との熾烈な格闘のなかで編まれ、「福音の精髄はキリスト」と宣言するヨハネ書簡。真理と偽りを崚別し、強い対比表現を駆使しつつ初代のキリスト者を励ましてきた文書に教会への今日的使信を読み取る。
目次
キリスト教とはなにか?(1ヨハネ一 1‐4)
イエス・キリストの知らせ(1ヨハネ一 5‐10)
きよめへの招き(1ヨハネ二 1‐2)
道徳判断基準としての義(1ヨハネ二 3‐6)
社会的判断基準―愛(1ヨハネ二 7‐11)
教会と世(1ヨハネ二 12‐17)
教理的判断基準―真理を知る(1ヨハネ二 18‐27)
神の子ども(1ヨハネ二 28‐三3)
義と罪(1ヨハネ三 4‐10)
愛と憎しみ(1ヨハネ三 11‐18)
疑いに対処するには(1ヨハネ三 19‐24)
真理と偽り(1ヨハネ四 1‐6)
互いに愛し合いなさい(1ヨハネ四 7‐21)
義と愛と真理と(1ヨハネ五 1‐5)
神のあかし(1ヨハネ五 6‐13)
祈りを聞かれる神(1ヨハネ五 14‐17)
キリストこそ永遠のいのち(1ヨハネ五 18‐21)
小さなことにも忠実に(2ヨハネ 1‐13節)
真理のうちを歩む(2ヨハネ 1‐13節)
善をみならう(3ヨハネ 1‐15節)
著者等紹介
山口勝政[ヤマグチカツマサ]
1944年東京都生まれ。東京キリスト教学園(現東京基督教大学)卒。米国ビブリカル神学校大学院(M.Div.)、ウェストミンスター神学校大学院(Th.M.)卒。現在、茨城県石岡市、日本キリスト教会連合八郷キリスト教会牧師。北関東神学研修センター所長、シンポジウム「地方伝道を考える」主催者、同報告書編集長。聖書カウンセリング研究会理事長、雑誌『聖書カウンセリング研究』編集長。中央日本聖書学院講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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