内容説明
近代化による宗教の退潮を唱えた世俗化論は、長らく宗教研究の基盤となってきた。しかしいま、ディズニーランドに象徴されるポストモダンの情報・技術・消費社会において、従来の制度や組織を超えた多様な宗教的営為が開花している。そのメカニズムを分析、宗教社会学の新たな枠組を模索しながら自らのキリスト教的倫理をも開示する、監視社会論の泰斗による異色作。
目次
第1章 ディズニーランドでイエスに出会う
第2章 信仰の運命
第3章 ポストモダンのきざし
第4章 時のしるし
第5章 自己を買い求めて
第6章 グローバルな聖霊
第7章 短縮する時間
第8章 信仰の未来
著者等紹介
ライアン,デイヴィッド[ライアン,デイヴィッド] [Lyon,David]
1948年生まれ、カナダ・クイーンズ大学教授、社会学者。監視社会論で世界的に知られるほか、キリスト教信仰に基づいた社会倫理と社会学的分析を結合させた独自の研究をおこなっている
大畑凛[オオハタリン]
1993年生まれ。大阪府立大学大学院博士後期課程
小泉空[コイズミソラ]
1991年生まれ。大阪大学大学院博士後期課程
芳賀達彦[ハガタツヒコ]
1987年生まれ。大阪府立大学大学院博士後期課程
渡辺翔平[ワタナベショウヘイ]
1991年生まれ。大阪府立大学大学院博士後期課程(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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