それは令和のことでした、

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  • サイズ 46判/ページ数 400p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396636616
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

一行を読み逃せば、謎の迷宮から出られない。
奇想の歌野ワールド、珠玉の作品集
新しい価値観のゆらぎが生み出す7つの悲劇

ボーナス・トラック 青春ショートショート「花火大会」

著者の企みに舌を巻く!哀しみと可笑しみの令和ミステリー
小学生のときは女男と指をさされ、母親からはあなたの代わりは誰にもつとまらない、胸を張れと言われる。平穏を求めて入学資格に性別条項のない私立の中高一貫校に入るが、いじめはさらにエスカレートし、みじめな姿がSNSで世界中にさらされていく。それは僕の名前が太郎だから――(「彼の名は」)

内容説明

著者の企みに舌を巻く!哀しみと可笑しみの令和ミステリー。小学生のときは女男と指をさされ、母親からはあなたの代わりは誰にもつとまらない、胸を張れと言われる。平穏を求めて入学資格に性別条項のない私立の中高一貫校に入るが、いじめはさらにエスカレートし、みじめな姿がSNSで世界中にさらされていく。それは僕の名前が太郎だから―(「彼の名は」)。新しい価値観のゆらぎが生み出す7つの悲劇。奇想の歌野ワールド、珠玉の作品集。

著者等紹介

歌野晶午[ウタノショウゴ]
1988年『長い家の殺人』でデビュー。2003年『葉桜の季節に君を想うということ』で「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」でともに第1位、第57回日本推理作家協会賞(長編および連作短編部門)、第4回本格ミステリ大賞を受賞。10年『密室殺人ゲーム2.0』で第10回本格ミステリ大賞をふたたび受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

323
久々の歌野 晶午です。王様のブランチのブックコーナーで紹介されたので読みました。本書は、最後にサプライズがあり、読み応えのあるバラエティに富んだ短編集、オススメは、「彼の名は」&「彼女の煙が晴れるとき」です。 https://www.sun.s-book.net/slib/slib_detail?isbn=97843966366162024/05/09

うっちー

183
昭和人間からすると価値観の変化は驚くばかりです2024/06/10

hiace9000

169
6年前、確かに麗しい未来を予感させた…はずの『令和』の響き。七短編+一掌編それぞれが令和以降の世相、トレンド、価値観あるあるを見事にブレンドして掬い上げ"今”を活写。まさかのミステリーでそれをやってのける初読み歌野さん、素敵でした。今作、今年の直木賞『ツミデミック』に比肩するインパクトでは? 短編それぞれで主人公の抱える何やら掴み切れぬ悩みの正体、それを作品終盤(最終行)で見事にオトす叙述トリック。「お!」と声が漏れるほど鮮やかに読み手の心を突く時代風刺。これにしてやられつつ、読む手止むことなしでした。2024/11/01

いつでも母さん

161
いつか・・いい時代だったよねって思い出せると良いな・・そんな思いもある『令和』の一面がここにあった。苦しい短編7作とショートショート1話。久しぶりの歌野晶午に参った。1話目からガツンとやられて降参だった。「彼の名は」これは無いよね。ドキドキする「死にゆく母にできること」、良かったなぁと思った「彼女の煙が晴れるとき」、そして来年は絶対ねと私も願った「花火大会」さて、私の令和は?2024/08/03

しんたろー

140
歌野さん新作は現代の諸々の問題点を題材にしたミステリが7つの短編とオマケ的な掌編が一つ…最も信頼する読友さんのイチ押しで、それが好きな歌野さんだから購入したので、ハードルが目一杯上がっていたからか、始めの内は少々拍子抜けしたのが正直な印象(特に2作目は年齢が近い主人公が受ける理不尽さに憤って虚しかった)。とは言え、読み進めるほどに面白さは増して、今の風潮を的確に捉え「あるある!」と思わせる語り口と最後に引っ繰り返す技法の巧さは健在で、著者らしい切れ味は堪能できた。映像化は難しい小説ならではの楽しさも憎い!2025/01/09

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