出版社内容情報
経済成長著しい中国。この国では、物質文明の発展と人間の資質の向上との間に大きなギャップがある。
著者は中国が経済大国化しつつある半面、民度、道徳心などの人間のソフト面のレベルが低いままである現状を、豊富なエピソードとともに紹介する。
本書は母国への深い愛情をもって観察分析を積み上げてきた、著者の最新「中国人分析報告書」である。
※エピソードの一例
・中国は世界ワースト1の指数が世界で最も多い
・100年前から指摘されている悪しき国民性は、現代でもなんら変わらない
・原始的風習「食人」は今でも行なわれている
・いまだに阿片を愛好している人々
・私利私欲のために、食品にわざと毒を入れている
・道端で倒れた老人を助けたら賠償を請求された
【著者紹介】
金文学(きん・ぶんがく)比較文化学者、文明批評家。1962年、中国の瀋陽で韓国系三世として生まれる。1985年、東北師範大学日本文学科卒業。1991年に来日し、同志社大学大学院修士課程、広島大学大学院博士課程修了。現在、広島文化学園大学、安田女子大学で教鞭をとる。専攻は比較文化、比較文学および文化人類学。中・日・韓国際文化研究院院長。日・中・韓3カ国語による執筆・講演活動を展開、著書は70冊以上。中国では文学賞を多数受賞。現在は日本に帰化し、広島市在住。著書に『中国人民に告ぐ!』『第三の母国 日本人に告ぐ!』『「混(フン)」の中国人』(すべて祥伝社)ほか。
内容説明
大国が聞いて呆れる!なぜ「劣根性」(国民の資質、民度が低いこと)のままなのか。拝金、不衛生、人権無視―母国のモラルハザードを徹底分析する!
目次
第1章 中国「偽進歩」の構造(ある日本人の小学生の「中国発見」;世界の先進国は、みな「物進人進」 ほか)
第2章 一〇〇年間進化していない国民性と民度(なぜ「国民性」「民度」なのか;「国民性改造」を一〇〇年間も叫んできた ほか)
第3章 舌尖の中国と尻下の中国(中国人の「食民性」を象徴したヒット番組;舌尖上のもう一つの中国 ほか)
第4章 動物化する中国人(九〇〇年前の宋代よりも後退してしまった;ネット上では現状を的確に諷刺した短文が流行中 ほか)
第5章 「道徳砂漠」の大国(民度はどこまで低下したのか;世界的企業アムウェイはなぜ上海で惨敗したのか ほか)
著者等紹介
金文学[キンブンガク]
比較文化学者、文明批評家。1962年、中国の瀋陽で韓国系三世として生まれる。1985年、東北師範大学日本文学科卒業。1991年に来日し、同志社大学大学院修士課程、広島大学大学院博士課程修了。現在、広島文化学園大学、安田女子大学で教鞭をとる。専攻は比較文化、比較文学および文化人類学。中・日・韓国際文化研究院院長。日・中・韓3カ国語による執筆・講演活動を展開、著書は70冊以上。中国では文学賞を多数受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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